東京メトロ16000系電車を見てふと思った事

こんばんは。今日も暑い1日でしたね。

写真の東京メトロ16000系は、主に自社の千代田線の他に、JR常磐緩行線小田急電鉄に乗り入れております。

16000系は37編成が製造されましたが、製造元の車両メーカーで兵庫神戸に有る川崎重工と、山口下松に有る日立製作所笠戸事業所でそれぞれ製造されました。

そのうちの日立製作所笠戸事業所で、JR・私鉄等の他に海外に輸出も受け持つ同社(以下同じ)で今回、関西や関東方面に車両を輸送する場合、新幹線車両を除いて、JRの在来線や私鉄各線の車両を輸送する場合、山陽本線が今回の大雨により何箇所も被害を受け、甲種輸送ができない状態の場合、復旧するまでは船舶輸送で、対応するのか気になる処です。

まあ新幹線車両の場合は、当然ながら在来線寄りの幅や高さも大きい為、同社からの輸送は船舶で輸送されておりますが、JR在来線や私鉄車両は山陽本線の線路を、JR貨物の機関車に牽引されてそれぞれの、鉄道会社に引き渡しされます。

それが山陽本線の運転見合わせが長期間に及ぶ場合、同社でも納入して行かなければなりませんので、JR在来線や私鉄車両の船舶輸送を主体として、実施されるのでは無いかと思います。

まあ在来線の車両でも、JR九州の豪華寝台列車ななつ星in九州」の77系客車は、一部の車両の鋼体が船舶で輸送されましたし、阪急の車両も船舶で輸送されましたからね。

同社の車両は主に関東や九州地区への車両を、甲種回送で輸送する機会が多いですが、JRの車両の他に東武鉄道西武鉄道東京メトロの車両等を輸送しておりますので、今月や来月に納入予定の車両は、山陽本線が復旧されてなかったら、山口の下松から船舶輸送で、神奈川川崎埠頭へ輸送し、そこから甲種輸送で鉄道会社に輸送されるのでは無いかと思われます。

川崎埠頭も日本の鉄道車両を海外へ、譲渡輸出される際に各方面から輸送されておりますので、この辺りに関しては私なりの推測となります。

JR貨物や同社および、納入先の鉄道会社と協議して、今後の輸送対策について検討されていると思いますので、今は現状を見守るのしか無いと思います。

写真は常磐線の松戸~金町間を走る、東京メトロ16000系電車代々木上原行き。
16000系の4次車・5次車は、日立製作所笠戸事業所製の車両だが、今回の山陽本線の被災で今後、東京メトロ向けの甲種輸送が発生した場合、船舶での輸送になるのは気になる処で有る。

撮影日2018年5月15日


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