少数車両のE751系交流型特急電車が気になります

老朽化した485系の置き換え用として、2000年にデビューした、特急スーパーはつかり号用のE751系は、6両3編成18両が製造されました。

北海道新幹線の開業を見越して、少数での製造となりましたが、青函トンネル対応改造もされず、東北新幹線新青森まで開通した後は、特急つがる号として奥羽本線で、4両に短縮されて運転される様になりました。

しかしながら、中間車6両は繁忙期の増結ユニットで、残されたにも拘わらず、運用も少ないのか、全て廃車になりました。

特急つがる号は現在、秋田~青森間を3往復で運転されておりますが、通年4両での運転で、秋田~青森を通しで利用する乗客は少なく、秋田県内の利用者が多いのかなと思います。

特急つがる号も利用者が少なければ、減便や廃止になる可能性も高いですが、もし特急つがる号がE751系では無く、E653系の4両編成で、予め運転されていたらならば、E751系も別の運命を辿っていたでしょうね。

例えば東日本大震災が無く、常磐線福島原発の事故が無ければ、6両編成でいわき~仙台を結ぶ、特急列車に充当されたかも知れませんね。

一応、計画ではE653系4両を、いわき~仙台の特急に充当する予定でしたが、前述の災害により計画が頓挫して、特急しらゆき号に充当される様になりました。

E751系も交流型特急電車と言う事も有り、東北新幹線の開通と北海道新幹線の開通で、運転できる線区も限定されてしまい、特急つがる号でも持て余している感じがいたします。

特急つがる号に向いている車両となると、他社になりますがJR北海道の785系の2両編成辺りでの運用が、向いていたのかも知れませんね。増結時に2両連絡し、4両で運転できる車両で有れば、良かったのかも知れません。

まあちょっと理想と妄想の現実しない運用を、鉄道ブログに書き込みましたが、特急つがる号には最も向いている、車両運用だったのかも知れません。

JR北海道の785系も、余剰廃車がかなり出て、間もなく引退に迫ってますが、JR東日本E751系も、製造から18年経ったとは言え、交流型特急電車で運転できる範囲も限定されている事も有り、早晩に全廃されそうな予感もいたします。

奥羽本線の秋田~青森間も、沿線人口の少子高齢化やマイカー利用者増加で特急つがる号も、安泰とは言えないのかなと思いながら、鉄道ブログに書いてみました。

今後の動きに注目したいです。

※写真は東北本線(現 青い森鉄道)の、千曳~乙供間を走る、特急つがる号の青森行き。

撮影日2010年11月23日


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