今日は「鉄道の日」です

おはようございます。日曜日の朝、如何お過ごしでしょうか。

さて今日は鉄道の日ですね。今から146年前の1872年10月14日(その当時は太陰暦で9月12日)に、東京の新橋と横浜を結ぶ鉄道が、日本で誕生した日でも有ります。

鉄道が誕生した当初は、SL(蒸気機関車)牽引の客車列車や貨物列車を牽引し、乗客と物質を輸送しておりました。それが戦後の目まぐるしく発展と進歩によって、新幹線の開通も有りより速く快適な移動手段となりました。

写真のJR東日本E351系電車は、同鉄道会社初の、自動振り子式直流型特急電車として、今から25年前の1993年の12月に運転されました。

振り子式の直流型特急電車は、国鉄時代に381系が誕生しておりましたが、こちらは自然振り子式電車でしたので、振り子を生かして、スピードアップさせる為には、線路や架線等の地上設備の改良も必要となり、コストも掛かる事から、投入された線区は、限られておりました。

E351系中央本線と並走する、中央自動車道の高速バスと対抗する為、カーブと狭小トンネルの多い同線を、カーブで減速しなくても済む様に、自動振り子式として製造された車両でした。

E351系の誕生により特急スーパーあずさ号も、最速列車は2時間28分で新宿と松本を結び、スピードアップに貢献いたしました。

しかし振り子式と言う特殊な設備で、メンテナンスに労力も掛かり、コスト面でも非振り子式特急電車に比べて、費用が嵩む事から、60両の製造で打ち切られました。

そのE351系も、老朽化やメンテナンス面での労力により、後継のE353系の登場で全て廃車され、車両も長野総合車両センターで、解体されてしまいました。

もし先頭車だけでも、保存されていたらならば、全般検査や重要部検査を受け持った、長野総合車両センターや埼玉大宮の鉄道博物館に、保存して欲しかったと思うのは、私だけでしょうか。

今年6月に全ての車両が解体されたE351系が、運転台付き先頭車だけでも、前述の場所に保存されていれば、今日の鉄道の日のイベントで、盛り上がったかも知れませんね。

10月14日の鉄道の日の日曜日に、全廃されたE351系を回想しながら、保存スペースや固定資産税、その後のメンテナンスで、解体せざる負えなかった、E351系について、鉄道ブログを書いてみました。

それでは今日の日曜日も、楽しいひとときを、お過ごしください。

※写真は中央線の撮影地ハチトタこと、八王子~豊田間のカーブを通過する、E351系の特急スーパーあずさ号。
スーパーあずさのベッドマークも、今ではもう見る事が、できなくなってしまった。

撮影日2018年1月12日


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