WEST EXPRESS 銀河は681系・683系を改造すれば良かったのでは

おはようございます。春分の日の祝日木曜日の朝、皆さんは如何お過ごしでしょうか。

先日JR西日本から、2020年春にデビューする、117系を改造したWEST EXPRESS 銀河の外観デザインや車内の概要が、発表されました。

トワイライトエクスプレス瑞風よりも、リーズナブルな夜行列車を運転される試みは、評価できます。

車内の設備も、快適に過ごせる車内なので、ぜひ乗りたくなる様な車両です。

ただ117系からの改造が、ちょっと残念な感じかなと、思いました。

何故ならば運転できる区間が、JR西日本の直流区間での、運転のみになる事や、改造される車両が1986年に製造された、国鉄末期の117系になる可能性が強いとは言え、制御方式の古さや改造に掛かるコストが、余りにも掛かる感じがいたします。

もしWEST EXPRESS 銀河を681系・683系を改造して運転させるならば、交直流電車ですので、交流区間の北陸地区への運転や、九州方面への乗り入れも、実現できたのにと思います。

まあJR九州に681系・683系を運転させるには、試運転や乗務員訓練も必要になりますが、大阪から博多や長崎、熊本や宮崎・鹿児島中央までの運転も、可能になりますからね。

折角の長距離列車として運転するのに、トイレ数や防音効果に優れた、固定窓の特急型車両を改造した方が、合理的な感じですからね。

681系・683系も北陸新幹線の開業で、あと数年で余る車両も出て来ますし、2020年春に北陸新幹線敦賀開業が間に合わなくても、まだVVVFインバータの681系・683系の方が、車内も117系に比べると、静かだと思いますね。

上手く681系・683系を捻出して、改造する事ができなかったのでしょうか。

ちょっと複雑な想いを抱きながら、今後の推移を見守りたいと思います。

写真は京都山崎のカーブを通過する、特急サンダーバード号の富山行き。
681系・683系も北陸新幹線敦賀開業で余る可能性も高く、2024年には新型車両への置き換えも、計画されている。

撮影日2001年1月14日 島本(当時は高槻)~山崎にて


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