将来は客車から電車での運転になりそうですね

宮城県の千本桜の名所、柴田町の桜は満開を迎え、桜の花が車窓から見える、東北本線の撮影地、大河原~船岡間は一昨日・昨日共に、鉄道ファンによる撮影で、かなり賑わった様です。

中でもメイン列車は、ED75交流機関車牽引で12系客車5両編成で運転された、快速花めぐり号かと思います。

指定席の方は今回、土日共に席に拘らなければ当日でも、指定券を入手する事ができた様です。

昨年は機関車は同じく、ED75の牽引による旧型客車での運転でしたが、高崎支社で旧型客車列車の、イベント列車の運転により、今回は12系客車での運転となりました。

国鉄型車両での運転と言う事で、仙台~郡山に掛けて、東北本線の撮影地には、撮り鉄の撮影者が多く詰め掛け、昭和時代の東北の急行列車を、彷彿させるシーンになったのでは無いかと思います。

私は所用で今回は足を運べませんでしたが、宮城県柴田町の千本桜は、同町の観光資源でJR東日本仙台支社でも、車内から桜を楽しめるメリットが有る為、臨時列車は運転されると思います。

ただ現状での、客車列車での運転は、果たして来年以降も、継続されるかと言えば、何とも言えない状況です。

理由としては牽引する、ED75型機関車と12系客車の老朽化の問題、客車列車で有る為、牽引機関車のED75が、最高速度100kmまでの速度の為、東北本線普通列車や快速列車、貨物列車のダイヤで、支障になる事が理由です。

また客車もわざわざ群馬の、高崎車両センターから回送し、尾久車両センターで機関車を付け替えて、回送運転されており手間も掛かっているのも、電車置き換えの理由になりそうです。

処でもし電車に置き換えて、運転されるとなると、651系又はE653系が対象になるかと思います。

何れも7両編成で運転する事になるかと思いますが、651系で運転となると、定員が12系客車5両に比べ、減少してしまう点が、デメリットになりますが、東北本線では何度か試運転や回送運転で、郡山~仙台も走っておりますので、即戦力として運転可能です。

一方E653系7両は、定員も12系5両編成と大差無い定員で、651系に比べ新しく国鉄特急色も有り、車内には一部の座席にコンセントが付いているのが、長所かと思います。デメリットは1号車のクロE652以外の乗降扉が、1箇所しか無く乗り降りの際に、遅延になりそうなのが、デメリットかと思います。

それでも手間や労力を考えると、特急型車両の651系E653系への、置き換えになる可能性は高いと思いますので、来年も客車で運転されるか否かは、JR東日本の判断になるかと思います。

まあ私の予想では、快速花めぐり号も651系又はE653系の7両編成の運転になり、どちらかと言えばエンターテイメントとして、E653系国鉄特急色の快速花めぐり号で、運転される可能性は高いかなと思います。

もし電車で快速花めぐり号を運転する場合、客車1往復の運転から、電車2往復での運転で走って欲しいですね。

快速花めぐり号で651系E653系グリーン車は、争奪戦になりそうですが、1人席と2人席の3列シートで、静かな車内で桜を見るには、ベストな環境ですね。

※写真は常磐線の特急、フレッシュひたち号で運転されていた頃の、E653系電車。

撮影日2011年9月 友部~内原にて

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