今日でグリーン車が誕生してから50年になりましたね

おはようございます。今朝は早朝早くに目が覚め、鉄道ブログも早めに更新いたします。

1969年(昭和44年)の5月10日に、当時の国鉄(現JR)は、従来の等級制を廃止して、1等車をグリーン車、2等車を普通車に改めて、モノクラス制を実現させました。

高度成長期時代の1960年代に、道路整備や航空機路線の拡大、そして1964年(昭和39年)10月1日に東海道新幹線の開業と、日本が目覚ましく発展した時期に、前述の東海道新幹線開業から、国鉄も赤字に転落いたしました。

等級制を廃止したのは、日本が豊かになって行き、国民格差も少なくなり、従来の1等車と2等車の、格差も縮まり1等車の利用も、低迷して来た時期でも、有りましたから国鉄も、輸送改善をすべく等級制を廃止して、乗車券の運賃以外に、特急券急行券、グリーン券を購入すれば、乗車できる様な方式にし、利用を促すのが目的でした。

ただグリーン車が登場した当時、通行税1割が含まれたまま、1987年(昭和62年)4月1日のJRの発足、更に時代が1989年(平成元年)4月1日の、消費税が導入されるまで、継続されました。

通行税1割はグリーン車以外に、A寝台や飛行機のファーストクラス等にも、導入されておりましたので、当時の贅沢税が高かったのかが、理解できると思います。

通行税が廃止され、消費税が導入された結果、グリーン車も安くなり、バブル時代からグリーン車も、お気軽に乗れる車両になったかと思います。

その頃はJR各社のトクトクきっぷで、グリーン車も利用可能な、切符もございましたからね。

JR東日本データイムグリーン料金回数券が発売され、平日日中のグリーン車利用促進で、お得に乗れましたからね。

その後、JR東日本の首都圏のグリーン車は、宇都宮線高崎線常磐線に導入され、前述のデータイムグリーン料金回数券は、廃止されたものの、通勤定期券や通学定期券、青春18きっぷでも、普通列車と快速列車の自由席に限り、グリーン券を購入すれば、乗車可能になりましたから、現在は平日のデータイムも、混雑する様になりましたね。

お気軽に乗れる様になった分、乗客側の様々な問題も発生しておりますが、少子高齢化が進む日本も、首都圏の普通列車グリーン車は、今後も利用者は増えるのでは、無いかと思います。

新緑のこの時期、グリーン車設定50年を節目に、この週末に利用してみては、如何でしょうか。

※写真は宇都宮線普通列車、小金井行きで運転中の、E233系3000番台電車。
写真後方の4号車・5号車には、2階建てグリーン車が連結されている。
なおJR東日本の、首都圏の普通列車グリーン車を連結している形式は、2019年5月1日現在、215系E217系E231系1000番台E233系3000番台E531系の、5形式で有る。

撮影日2017年11月19日 尾久~赤羽にて


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