昭和の鉄道車両を使用したツアーについて思うこと

今日の東京は、昨日の大荒れの雨から一転して、五月晴れの良い天気になりました。

今朝、鉄道コムと言う鉄道サイトで、来月22日運転される、クラブツーリズムのツアーで、JR東日本高崎支社485系ジョイフルトレインやまどりと、東武鉄道8000系電車を使用した、団体列車が運転される事を知り、突っ込み処の多い内容でしたので、思った事を当鉄道ブログに掲載いたしました。

今回のツアーは、「プレ群馬ディスティネーションキャンペーン」として、来月22日の土曜日に、日帰りで企画された募集旅行です。

クラブツーリズムで、昭和時代に製造され永年に渡り運転された、国鉄(後のJR)485系電車と、東武鉄道8000系を使用した、中高年向けのツアーで企画された様ですが、485系もオリジナル車両で無い、ジョイフルトレイン485系やまどりの使用が、ちょっと主旨とは異なる様な、感じがいたします。

確かに製造されたのは、昭和時代で1970年~1978年頃の485系を、改造しておりますが、車体は平成時代に新製され、下回りのみ流用した車両です。

もし昭和時代の車両に拘るならば、高崎車両センターの12系客車と、EF64又はEE65や、田端運転所のEF65又はEF81(プシュプルも可)機関車牽引の、団体列車での運転か、若しくは客車での運転が不可能ならば、大宮総合車両センター185系電車で運転すれば、良かったのでは無いかと思います。

その辺りをもう少し、拘ってくれれば良かったかなと思います。

次に東武鉄道の8000系ですが、東武鉄道で昭和時代に製造された電車は、ステンレス製の10000系や20000系を除くと、レトロな車両は8000系や、6050系後は改造車の350系となります。

嘗て東武鉄道伊勢崎線では、浅草から伊勢崎まで8000系電車等の、準急電車が運転されておりましたが、準急区間東武動物公園で終わり、以北は各駅停車での運転で、走っておりました。

区間6両編成で、トイレの無いロングスシートを、通しで乗車した人は少なかったと思います。

8000系団体列車も、途中駅でドアを開けトイレ休憩停車を、するかと思いますが、伊勢崎から北千住まで、ノンストップだったら、堪らないストレスですね。

今回の団体列車で運転される東武8000系電車は、1974年に誕生したセイジクリームカラーで、こちらも東武鉄道が、メンテナンスコスト低減と、合理化・効率化で採用した塗装ですので、1970年代後半から1980年代半ば迄は、お馴染みのカラーでしたね。

クラブツーリズムの企画としては、同じルートをただ往復するだけの、コースでは無い点はこのツアーでは、評価できる内容です。

ただ欲を言えば、1泊2日のツアーにして、群馬県内での観光や散策も、入れて欲しかったなあと言う点と、往路は東武鉄道8000系を利用し、できれば浅草から発車して、北千住・春日部で、ツアー参加者の乗車を、対応して欲しかったと思います。

復路のコースはJR利用で、両毛線高崎線を経由して、大宮・上野で降車客の取り扱いをすれば、良かったかなと思いますね。

今回のツアーでもし1泊2日で設定されていたら、宿泊先は群馬県内ではホテルの多い、前橋や高崎で割当てとなったでしょうね。逆に伊勢崎や桐生は、少ないですからね。

今日の鉄道ブログは、私自身が思ったツアーの内容でしたので、もし次回も実施する機会が有れば、改善して欲しい点かと思い、鉄道ブログに掲載いたしました。

クラブツーリズムの旅行企画は、素晴らしい企画も、数多くございますので、旅行の移動もどんどん、エンターテイメント化して、リピーターや新規顧客を、増やして欲しいと思います。

因みに来月22日のツアー参加者の特典は、お弁当・オリジナルサイドボート・硬券の乗車証明書?が、付くそうです。

もし興味有る方は、クラブツーリズムのツアーに、問い合わせをしてみては、如何でしょうか。

それでは今日も、楽しいひとときを、お過ごしください。

※写真は今回のツアーで往路に運転される、485系ジョイフルトレインやまどり。
485系からの改造とは言え、車体は平成時代に新製され、下回りのみ流用した車両なので、昭和時代オリジナル車両とは言い難いかと思う。
クラブツーリズムのトラベルプランニングは、これからもどんどん良い旅行商品を企画して欲しい。

撮影日2018年5月16日 蕨~西川口にて


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