1999年12月に新庄まで延伸され、奥羽本線の福島~新庄の線路は、狭軌から標準軌に改軌され、山形新幹線の新庄まで開通いたしました。
あれから20年、その間に秋田新幹線の大曲~秋田まで、開通いたしましたがもし今後、秋田の湯沢・横手の自治体等から、山形新幹線の延伸要望が有れば、JR東日本も前向きに検討するのでしょうかね。
山形県と秋田県の県境で、奥羽山脈に沿って走る奥羽本線も、冬季は豪雪によって、運転見合わせも実施されますし、沿線人口も少子高齢化で、減少しておりますから、可能性は低いと思いますね。
JR東日本側も自前で、線路の改軌をしたり、車両の増備やメンテナンスも有り、コストは増大しそうなので、延伸は難しいのかも知れませんね。
奥羽本線の新庄から大曲までは、約100kmございますが、難工事になりそうな感じもいたしますね。
まあ湯沢や横手から、山形を経由し東京まで乗り換え無しで、移動できるメリットは大きいものの、ほぼ全線が単線区間の為、時間も掛かりそうですね。
線路の改軌によって、在来線の直通列車は運転できなくなり、中途半端な奥羽本線ですが、もし並行してフル規格の新幹線が開通してたならば、板谷峠の豪雪地帯もトンネル建設で解消させ、通年に渡りほぼ安定的なダイヤに、なっていたと思います。
奥羽本線の特急こまくさ485系も廃止されて20年になりますが、特急廃止後の奥羽本線の新庄~大曲間は、寂しい感じになりました。
※写真は山形新幹線で運転中の、E3系1000番台電車。
撮影日2010年4月