JR北海道キハ150形100番台にはエアコンが有りません

おはようございます。週明け月曜日の朝、如何お過ごしでしょうか。

今朝の東京は朝から晴れて、気温も高く蒸し暑いです。

さてTwitterのタイムラインをチェックしておりましたら、通学中の女子大生の方の投稿で、電車に冷房が入っておらず、車内が暑苦しかったとのツイートが、目に入りました。

今では当たり前となった、鉄道車両の冷房ですが、私が少年期の頃は、エアコンの付いて無い車両も、数多く首都圏の電車でも、運転されていた頃を知っておりますので、車内に扇風機やファンデリア付きの車両も、未だに記憶が残っております。

冷房に纏わるツイートで、JRが発足した1987年4月以降、JR型車両で冷房が無い車両は、有るのか否かを調べたら何と、JR北海道キハ150ディーゼルカーの100番台10両は、冷房無しで製造されたのです。

キハ150ディーゼルカーは、冷房付きの0番台が17両、前述の100番台が10両の、合計27両が1993年~1995年に掛けて、製造されました。

まあ本来ならば、0番台のみの製造で27両を製造すれば、良かったのにと今では思いますが、JR北海道の厳しい経営基盤で、車両コストを考えると、100番台の冷房無しを製造したのも、やむを得ない事情が、有ったのかなと思います。

さてキハ150形100番台は全車が、苫小牧運転所に配置され、室蘭本線全線と、石勝線の南千歳~新夕張で運転されておりますが、そのうち日高本線でも、運転されるのでしょうかね。

冬季は厳寒な北海道で、積雪の中でも四半世紀に渡り運転されましたので、下回りを中心に、老朽化も進行しているかと思います。

JR北海道の新型ディーゼルカー、H100型も将来的に、製造されるかと思いますが、ステンレス車体にして、メンテナンスコストを削減する代わりに、全車が冷房付きになるのは、間違い無いかと思います。

キハ150ディーゼルカーも、全車冷房付きになれば、車両の転属も容易でしたが、冷房付き0番台と100番台に区分して、製造された為に転属に制約が、できてしまった事は、残念な結果だと思います。

車歴からして、100番台を今更ながら、冷房付きに改造する可能性は、かなり低いかと思いますので、製造当時の姿のまま、経年廃車まで運転されるのでは、無いかと思います。

私もまた北海道へ足を運ぶ機会が有れば、JR型車両のキハ150ディーゼルカーの、冷房無し100番台で、室蘭本線の旅を楽しみたいと思います。

※写真は根室本線を単行で走る、快速狩勝号のキハ150ディーゼルカー
こちらの写真は、0番台の冷房付き車両で有る。

撮影日2009年9月27日 芽室~御影にて

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