日本海をバックに走る、キハ58系ジョイフルトレインほのぼのSUN-IN号

1987年にJR西日本米子支社のジョイフルトレインとして、キハ58系ディーゼルカーを改造したお座敷列車「ほのぼのSUN-IN」号は、1987年に誕生し20年以上に渡って、JR西日本の中国地方を中心に活躍して来ました。

2009年11月末に、老朽化を以て引退した「ほのぼのSUN-IN」号ですが、一度だけ撮り鉄乗り鉄を同時に行ったのが、引退寸前の2009年11月でした。

掲載写真は以前、当ブログでも紹介した山陰本線 三保三隅~折井の道の駅でゆうひパーク三隅の撮影地で、日本海をバックに「ほのぼのSUN-IN」号を撮影いたしました。11月の晩秋に外は風が強く、日本海も波がやや荒い時期をバックに撮影できましたので、当時は空路で島根入りした甲斐がありました。

この区間は撮影当時にはほとんどの車両が、JR西日本の車両で国鉄型車両を見掛ける機会は、イベント時期を除き有りませんでしたが、キハ58系ディーゼルカーから改造の、ほのぼのSUN-IN」号は正に国鉄ジョイフルトレインと言った感じでした。

翌日は乗車を楽しむ為、島根の浜田から出雲市まで最初で最後の、ほのぼのSUN-IN」号の乗り納めをいたしました。車内は経年の為、老朽化は著しく外板は腐食して、キハ58系時代から通算40年近い車両の、末期状態の車内でした。

ただお座敷と言うこともあり、靴を脱いで畳の上でゆっくり寛ぎながら、山陰本線から眺める晩秋の日本海は最高でした。乗車時間150分もあっという間の時間で、もう少し長く乗れたらなあと思いながら「ほのぼのSUN-IN」号に、さようならと呟き見送りました。

JR東日本ジョイフルトレインニューなのはな号」も間もなく引退いたします。畳敷きのお座敷ジョイフルトレインに乗って、夏休みの思い出を作ってみては如何でしょうか。

写真は2009年11月撮影。


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