E501系もラッシュ時は、上野東京ラインへ直通運転してみては!

おはようございます。週明け月曜日如何お過ごしですか。休み明けの通勤・通学が憂欝だと思う方々は、職場や学校の人間関係に続き、悩みどころの問題だと思います。

憂鬱な通勤・通学で満員電車での移動を強いられる、長距離通勤者も多く移動する首都圏の鉄道で、常磐線も朝夕の混雑は激しさを増しております。

常磐線上野東京ラインを直通する電車は、E231系E531系・E657系(特急電車)の3形式の電車で運転されておりますが、E531系・E657系は交直流電車の為、製造コストも直流電車や交流電車に比べ、かなり要してしまいます。

さて前述の形式以外、現在は上野口からの運転を撤退した車両に、E501系の交直流電車もJR東日本水戸支社管内のみで運転されております。

デビューは今から20年前に誕生し当時、老朽化の著しかった403系や415系の交直流電車置き換えの為、誕生いたしました。10両基本編成4本と5両付属編成4本の合計60両が製造されましたが、コスト面の問題で打ち切りになりました。

2005年にE531系が415系置き換えの為、E501系の改良版として広幅車体で誕生し、2007年3月からはグリーン車連結の為、其れまでE501系で運用していた上野発着の電車もE531系に置き換えられ、同年のダイヤ改正で撤退いたしました。

その後E501系は常磐線の土浦~いわき、水戸線全線での運用に就きましたが、10両基本編成は水戸線のホーム有効長の関係(最大7両編成までの対応が多いです。)で、営業運転することができず土浦~水戸~勝田~高萩~いわきの運転に、限定使用されております。

しかし常磐線は水戸から先の区間は旅客も駅へ停車する毎に、減少して行く路線でございますので、茨城県福島県の県境では10両編成のE501系も、過剰な運用で運転されております。(イベント時や団体がその区間を利用する場合は、その限りではございません。) また直流機器も検査で水戸線を経由し、小山から郡山総合車両センターへ回送する場合と、試運転の時に同区間を走る際に、使用しているのみでございます。

そこで持て余し気味のE501系基本編成をラッシュ時間帯に、上野東京ラインへ直通運転してみては如何でしょうか。まあE531系の様に、グリーン車2両は連結されておりませんので快適度は落ちますが、最も混む時間帯にE501系に置き換えて、従来E531系で運転されていた車両は、付属編成を水戸線運用に回し基本編成の運用を水戸・勝田から先の高萩方面への日中運用や、東海道本線の品川から先の横浜方面への、直通電車へ充当すれば良いと思います。

ラッシュ時の運転であれば、グリーン車無しのE501系の上野東京ライン直通も、そう批判は出て来ないのではないでしょうか。まあできれば土浦~品川は15両編成がベストですが、無理ならばE531系基本10両の運用を、E501系に置き換えて運転してみても良いと思います。

なおE231系の緑電車の運用は、変更ございませんので、従来通りの運用で良いと思います。ただE501系を上野東京ラインの運用へ対応する為には、ある程度の改造をしなければなりませんが。保安設備の増設と前面・側面方向幕の、フルLED化で行先は増えますので、コマ数増加と効率化で改造は不可欠だと思います。

常磐線も土浦~勝田までは、15両編成のホーム有効長が欲しい処ですが、北上するに連れて旅客も減って行きますから、15両編成で延伸可能な駅は、前述の区間では石岡・友部・赤塚・水戸・勝田と言った処でしょうか。まあこれらの駅には嘗て、E653系の特急フレッシュひたち号が、最大14両編成で走っておりましたのでそれ程、難も少なく15両編成対応のホームになると思います。

ただその区間で15両編成対応する為の、プラットホーム増設用地が無ければ、15両編成の電車は通過せざる負えませんが。

勝田車両センターの出入も兼ねての、ホーム延伸と列車連結時に、対応する作業員の人件費節減をクリアする問題としては、早急に解決しなければなりませんので、長大編成化することにより効率化も図れると思います。ただその分、私たち利用者は本数削減の憂い目に遭いますので、悩ましい問題でございます。

写真は水戸線を走る、E501系電車の小山行き。(2016年3月撮影)


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