特急はまかぜ号を全列車、鳥取発着にして利便性の向上を!

JR西日本の特急はまかぜ号は、大阪から兵庫県の香住・浜坂と鳥取を、1日3往復で結んでおります。車両は同社吹田総合車両所京都支所(旧 京都総合車両所)に所属されている、キハ189系ディーゼルカーを使用しております。
現在3両編成7本の計21両が、特急はまかぜ号と特急びわこエクスプレスで使用されているキハ189系ですが、特急はまかぜ号の関西地区発着は全て、大阪から発車し主に北近畿地区と山陰の鳥取を結んでおりますが、鳥取発着が深夜と早朝に偏っており、やや中途半端な運転区間なので、ディーゼルカーの整備が整っている鳥取へ全列車を、直通運転すれば利便性も向上すると思います。
ただ京都・大阪・神戸から鳥取方面へは、智頭急行経由の特急スーパーはくと号が走っており、本数も特急はまかぜ号に比べ多いのと、速度も速くグリーン車付の為、利便性の面では新型車両の特急はまかぜ号の方が、分が悪い感じです。また姫路から播但線経由になり方向転換して運転する為、座席の向きを変えなければならない点も、マイナス要素でございます。
ただ香住・浜坂の温泉地を関西方面から結ぶのがメインとは言え、中途半端な発着地は否めない印象でございます。鳥取~浜坂は32kmの距離がございますが、何とか特急はまかぜ号の時間を上手く調整したり、一部区間でスピードアップして全列車が鳥取から発車して欲しいと思います。
そうすることによって、特急スーパーはくと号のフォロー輸送と、鳥取車両基地で整備して、折り返し運用も綺麗な状態で運転できますので、編成は3両編成でも良いと思いますので、次回のダイヤ改正で検討して欲しいと思います。
キハ189系は老朽化したキハ181系の置き換え用として、2010年にデビューいたしましたが、キハ181系時代の特急はまかぜ号に連結されていたグリーン車は、キハ189系では製造されず普通車のみの3両モノクラスです。
まあ私としては、JR東海キハ85系ディーゼルカーの様に、半室のグリーン車で3列シートであればぜひ連結して欲しいと思いますが、デビューから6年経った現在でも新たな車両製造も無く、増備されていない処を見ると現状の21両でこのまま当分の間、変わらない感じだと思います。
特急はまかぜ号も山陰本線播但線の、風光明媚な処を通るので、利便性を向上して欲しいと思います。東海道本線山陽本線のダイヤ面で、大変なのも理解できますが次回のダイヤ改正(2017年春は無理そうですが)で、実現して欲しいと思います。
写真は山陰本線の撮影地、八鹿~江原間を走る、特急はまかぜ1号浜坂行き。(2012年3月撮影)


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