小雪の中を走るキハ120単行ディーゼルカー

こんばんは。今日から仕事始めの方は、これから職場の新年会に足を運ぶ方もいらっしゃると思いますが、夜は冷えますので気を付けて帰宅して欲しいと思います。また今日までお正月休みで明日から仕事の為、帰省先や海外旅行から帰宅中の方も気を付けて帰宅して欲しいと思います。
さて関西本線の亀山~加茂の61.0kmは非電化区間で、JR西日本のワンマンディーゼルカーのキハ120が、単行および2両編成で運転されておりますが、10年前に名古屋~奈良を結んだ急行かすが号が廃止されて以来、すっかり凋落してしまった感じが否めない状況で、細々とJR西日本経営で運行されております。
往年の関西本線には優等列車や貨物列車も走っておりましたが、関西本線優等列車や貨物列車が見られるのは、JR東海の電化区間のみになりました。JRになって今年4月で30周年ですが、会社間の経営方針により乗る車両も左右され挙句に快適に移動できない状況の鉄道や車両に出くわすと思わず、ため息と喪失感に襲われてしまう状況でございます。
関西本線の亀山~加茂間も電化して、大阪方面からの快速電車や特急電車も直通して欲しい処ですが、並走する近鉄の特急電車の本数が多く、車両も快適で便利なダイヤとなると、関西本線の非電化区間の電化工事も行われない状況になるのも、無理はないかと思います。
まあ今後、蓄電池電車の実用化で、バッテリで走る距離が現在の限界距離30kmから70kmまで、改良できれば良いのですがそれができたとしても、亀山駅JR東海に協力して電気を分けて貰う必要が有ると思います。まあ民営化はやむ負えなかったにしてもJRの分割は少子高齢化社会で全く改善されない日本にとっては、マイナスの鉄道ではないでしょうか。
30年経った現在、各JRでの格差が目立って来ておりますが、利用者にとって不便になる鉄道を押し付けてられている面も、露骨になって来ている感じかと思います。
さて写真は関西本線の撮影地、笠置~大河原間で撮影したキハ120単行列車ですが、今から11年前に小雪が降る中を撮影いたしました。国鉄時代のディーゼルカーに比べパワーアップしたキハ120ですが、ローカル線でのワンマン運転仕様の為、小型化されているのが特徴です。
これでも関西本線でキハ58やキハ40等での運転時代に比べ、大幅にスピードアップいたしましたが、ロングスシートのトイレ無しで、関西本線で運転されておりましたがトイレは洋式トイレが設置改造されたので、生理現象で我慢してストレスを抱えながら移動する旅からは解消されました。
関西本線の非電化区間でのキハ120での運行は、当分続くと思いますが、電化開業かディーゼルカー車両の大型化で改善が求められる線区でもあります。
果たして亀山~加茂間の電化完成によるダイヤ改正が実施される日が来て、大阪方面からの快速電車が直通運転される日は来るのでしょうか。
写真は2006年2月撮影

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