JR東日本はE257系0番台の房総転属を

昨年、試作車としてE353系が登場し、今年の秋からは臨時列車として営業を開始して量産車に反映させる予定ですが、良好であればE351系とE257系0番台は、中央本線の特急電車から撤退となります。

置き換え後のE351系は波動用として、引き続き中央本線の臨時特急電車に充当し、臨時列車で運用されている189系特急電車を置き換える計画ですが、E257系0番台は特急踊り子号用として運用される計画です。

もしE257系0番台が特急踊り子号用に転属するならば、現在の編成の組み替えや改造を行わなければならないと思われます。

E257系0番台も今年で製造されてから15年近く経ちますが、大掛かりな改造をせずに運用させる場合、現在使用中の255系とE257系500番台を特急踊り子号用として使用し、E257系は千葉の房総特急用として活用する方が、車両運用効率も良いと思います。

特急踊り子号用としてE257系0番台を活用する場合、半室グリーン車の全室改造等もしなければならず、2両の付属編成の運用もどう対応するのかも問題になります。

255系の房総での運用は特急しおさい号とわかしお2号のみの運用ですが、全室グリーン車特急しおさい号や同わかしお号は残念ながら、あまり席が埋まってない状況です。(特急踊り子号も平日のグリーン車は、かなり空いておりますが、休日はそれなりに埋まります。)

それらの車両運用をE353系登場後、捻出される車両をトレードすることにより、車両運用も効率化されると思います。
千葉房総特急用としてE257系0番台を活用する場合、京葉線のホーム有効長や総武本線のホーム有効長の問題が発生いたしますが、E257系2両編成の付属編成も10両しかない為、特急しおさい号等で活用しても良いと思います。

千葉房総地区でE257系0番台を活用することにより、房総特急も半室グリーン車も連結され僅少ながらの需要にも対応できます。

一方255系とE257系500番台の特急踊り子号活用は、255系編成を伊東・伊豆急下田行き特急として運用し、E257系500番台は伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺行特急として運用すれば良いと思います。(この場合、JR東海との乗り入れ調整も必要にあり、かなり難航いたしますが。)

また185系電車で運用されている、湘南ライナーにも活用して着席サービスを提供することも良いと思います。(グリーン車1両減少し、グリーン車ユーザーからは不満の声も聞かれそうですが。)

処で京葉線の各駅のホーム有効長は11両編成に対応できているのかな。

写真は特急かいじ号9両編成。中央本線 高尾~相模湖にて。2003年6月撮影


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