特急あずさ号、デビューから50周年!

1966年(昭和41年)12月12日に運転開始された、特急あずさ号が今年でデビュー50周年を迎えました。
昨日、記念列車が新宿~松本で、豊田車両センター189系電車6両編成で運転されました。ヘッドマークは183系電車で運転していた頃の文字マークで、「あずさ」と明記されたヘッドマークでの運行となりました。
189系電車特急塗装で運転されることや、昨日は冬晴れの良い天気でしたので、中央東線の撮影地や線路際では、大勢の撮り鉄が撮影しておりました。
私は別の用事があり、昨日の特急あずさ号のリバイバル列車の撮影に、足を運ぶことができませんでしたが、183系・189系電車で運転されていた頃の、特急あずさ号のグリーン車にはよく乗りました。乗車したグリーン車はJR発足から間もない頃に183系電車が、グレートアップ車に改造されてデビューした車両がメインですが、3列シートのグリーン車で新宿~甲府、八王子~塩尻、立川~松本等で乗車いたしました。
1993年12月にデビューから25年を過ぎた特急あずさ号に、E351系の振り子型車両がデビューし、特急スーパーあずさ号として運転開始されました。E351系電車の登場に伴い、一部の老朽化した183系電車の廃車が開始されたのも、この頃だったと思います。
1997年10月に同期の特急あさま号が、長野新幹線(現 北陸新幹線)開業に伴い、列車名が新幹線にコンバートされる為、189系電車での運行を1997年9月30日で終え、長野総合車両センター189系電車が松本車両センターに転属し、グレートアップ車両の189系を中心に特急あずさ号へ、充当される様になりました。(新宿~甲府特急かいじ号も、同様に充当される様になりました。)
転属間もない頃に大月駅で、E351系電車と201系電車の衝突、脱線事故が発生した時に、E351系長野総合車両センターで修理の為、運用的に余裕が無くなりピンチヒッターとして旧あさま塗装の、特急あずさ号に乗ったのも思い出です。
その後、暫くは変化はございませんでしたが、2001年12月のダイヤ改正で老朽化した183系・189系電車の置き換えの為、E257系電車0番台がデビューし2002年12月のダイヤ改正で、特急あずさ号・同かいじ号と共に置き換えを完了いたしました。これで183系の特急とき号から受け継がれた、183系・189系電車の前面デザインで、特急あずさ号を見ることができるのは、臨時列車のみとなってしまいました。
183系電車も老朽化による廃車解体で、現在は全廃され形式消滅いたしましたが、189系電車はJR東日本には6両編成4本、合計24両が2016年12月1日現在在籍しており、1975年11月に181系電車の老朽化に伴う置き換えで、特急あずさ号の運用にも充当された189系電車が、健在なのは嬉しい限りです。ただグリーン車189系でも全廃されて、現存車も無い為に私の様にゆったり旅をしたい層には、やや物足りなさを感じますが、189系の老朽化も進行しておりE353系の量産車製造が開始されれば、捻出されたE351系が今後、189系電車の代替として運用されると思います。
この年末年始に運転される189系電車の、最後の活躍を撮影しに足を運んでみては如何でしょうか。
写真は高尾~相模湖間を走る、E257系電車の特急あずさ号新宿行き。(2003年6月撮影)



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