115系電車を置き換えて、ローカル輸送の主になる211系電車

JR東日本の高崎支社・長野支社の115系は、老朽化やメンテナンスコスト低減の為、現在211系に置き換え進行中です。

高崎支社管内で運転されている211系は信越本線 高崎~横川間、上越線 高崎~水上間、吾妻線全然、両毛線の全線で115系および107系を順次置き換えて運転開始されております。また長野支社に転属された211系は、長野色へ塗装変更されて、中央東線を始め、篠ノ井線全線、中央西線 塩尻~中津川間、飯田線 辰野~飯田間で運転されております。

首都圏で運行されていた頃は、4号車・5号車にグリーン車を連結して長大編成で運転されておりましたが、211系のグリーン車は短編成化による余剰の為、すべて廃車され嘗ての様な長大編成を、見ることができなくなりました。

ステンレス車体の為、経年の古い115系107系165系の廃車発生品を使用しております。)を使用するよりは、加速も良くメンテナンスコストを低減できる211系に置き換えるのが得策ですが、同車はVVVF化されておりませんので、モーター関連のメンテナンスは、やや手間が掛かります。

今後、高崎支社や長野支社が211系を、どの位の期間使用するのかは不明ですが、初期車製造から30年近く経っておりますが、ステンレス車体で加速も115系107系に比べ良いので、約10年近くは同支社管内の普通列車で活躍するものと思われます。

もし老朽化が著しく長期的に走らせられないのであれば、211系も同支社で運転なんかしませんからね。ただ個人的には高崎支社もE231系E233系の付属編成で、運転してくれれば良いのにと思うこともあります。ただ高崎線籠原~高崎間は15両編成の電車が、ホーム有効長の関係で入れない駅もあり、宇都宮線の様に宇都宮まで15両編成の電車は入線できないのも、高崎支社管内の高崎線以外にE231系E233系の付属編成が入れないのではないかと思います。(試運転で両毛線には付属編成5両で、運転されていた実績はございます。また新津から配給で上越線EF64に牽引されて、配給輸送で回送されております。)

ただ長野支社の方はもしかしたら、車両数の関係やしなの鉄道乗り入れに関連して、新潟支社へ配属されたE129系が長野支社用として新たに、番台別で新製されるのではないかと期待しております。ただ現在の処は車両数も満たされているので、数年で置き換えとはならないと思いますが、可能性は捨てきれないです。

211系も高崎支社管内での運行だと、両毛線では冬季の赤城おろしのからっ風で、下降窓の211系はカタカタ音を立てて、隙間風も入り寒いのではないかと思います。そのことからE231系E233系の付属編成が入れば、隙間風の寒さやカタカタと音を立てることも無く、静かで快適な移動ができるのにと思うと、近代化に遅れている面は否定できません。

これからJR東日本の211系電車の活躍に、目が離せなくなります。


写真は高崎線 新町~神保原間を通過する、211系の上野行き普通列車。(2011年9月撮影)


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