中途半端な記念イベント

先程、鉄道ファンの方の鉄道ブログを閲覧していたら、常磐線120周年記念のラッピングを施した電車が、今月25日から来月22日迄、運行されるとの事だったが、読んでいるうちに不公平感のイベントに、ちょっと違うのではないのかと思いました。

常磐線の南千住・北千住・松戸・柏・我孫子・取手・藤代・牛久・荒川沖の9駅が、常磐線開業120周年を来月迎えますが、前述の記念ラッピングを行うのは、千葉松戸車両センターE231系電車(マト110編成)1本だけなのです。

E231系電車は直流電車の為、交流区間の藤代・牛久・荒川沖への運行はできません。そして成田線我孫子~成田も走る為、常磐線120周年とはあまり関係ない線区も走るので、マト110編成は的外れな成田線でラッピング電車で品川~成田間でも運転いたします。

本来であれば交流区間の藤代から先の、水戸支社にも協力を仰いで、E531系にラッピングするのが順当だと思います。しかし東京の本社と水戸支社の温度差か分かりませんが、該当する水戸支社の前述の駅が今回のイベントでは蚊帳の外扱いになっております。

まあ交直流電車の水戸支社所属、勝田車両センターE531系の運転範囲が広いとは言え、品川~いわき・友部~小山の水戸線をカバーする、E531系電車に常磐線120周年記念のヘッドマークとラッピングをした方が、該当9駅をカーバーできますのでE531系電車の基本編成に、ラッピングをした方が良かったのではないかと思います。

今回は直流区間と交流区間での運行や、対応支社の違いで該当する3駅は、恩恵を受けられず蚊帳の外のイベントと言う感じがして、常磐線120周年も目立たずに終わりそうな感じです。

常磐線も茨城石岡の気象庁地磁気観測所の関係で、30km圏内の直流電化は観測に影響が有る為、交流区間になった経緯がございますが、交流電化はやむ負えないことでも、支社間でイベント共有のタイアップもできない状態なのは片手落ちのイベントと言われても仕方ないと思います。

今日は常磐線120周年記念のラッピングに対する書き込みをいたしました。

写真は常磐線 南柏北小金間を走る、E231系電車の上野行き。(2011年8月撮影)


イメージ 1