最後に豪華列車を牽引しても良いと思います

部品調達が困難になり、大出力故に数を減らしている、JR貨物所属のEF200型直流機関車(以下 EF200)ですが、掲載写真の14号機も大阪吹田機関区で現在、休車中の身で今後は廃車も予定されております。

何せ製造元の日立が、機関車の製造を止めてしまい、部品調達が困難になり検査切れの機関車から順次、廃車解体されており残念でなりません。

現在7両のEF200が最後の活躍をしておりますが、あと2年~3年で全廃する危機でございます。稼働中のEF200を撮影するのも今のうちですので、撮影できる方はできるだけ早く撮影されますことをお薦めいたします。

さてEF200JR貨物所属の機関車の為、JRの旅客客車を牽引した経験はございません。まあ甲種輸送で過去にJR東日本カシオペアの客車もメーカーから数両、輸送はしたかと思われますが、その様な写真が無いので、真偽は定かではございません。

ただJRカシオペアも来年誕生する、四季島の運行に伴い運行に余裕ができますので、全国のJR線を経由するクルーズトレインとして、EF200がE26系カシオペアを牽引し、東海道本線山陽本線で運転すれば良いのではないのでしょうか。

今月19日に東海道本線電化60周年の記事を書き込みましたが、21世紀版の豪華寝台「あさかぜ」としてE26系カシオペア車両を使用した、クルーズトレインの牽引をE200を充当して、運行してみるのも面白いと思います。

まあこの様な記事を書きこむと、「前例がない」「既存の枠組みで」「できる訳ない」等の否定的な意見が多くなりますが、まあ前例や既存の枠組みで等と能書きの書き込みは、思考停止している考えだと思いますので、試験やこのクルーズトレインをぜひ乗って見たいかと言う、旅客ニーズを調査すれば良いと思います。

また豪華寝台で料金がJR側の示す運賃・料金に対し、旅客が納得し高くても乗りたいと思うニーズがあれば、EF200牽引のカシオペアや、JR九州ななつ星を牽引しても良いと思います。

運賃や料金が高いと思う旅客層は、他の交通機関を利用すれば良いと思いますので、媚を売る必要は一切ないと思います。まあ安さを求め、質の向上も要求するのは理に反しますからね。

さてEF200がもしも、前回のブログで記載した通り、E26系カシオペアを牽引し東海道本線山陽本線を走ったら、沿線の撮影地は撮り鉄で埋め尽くされますね。また切符の争奪戦も激しくなると思います。

JR東海では現在、機関車牽引できる運転手がおりませんが、そこはJR貨物の運転手に牽引してもらっても良いと思います。その分運賃や料金に上乗せすれば良いのですから、安さを求める旅客を相手にする必要はありません。その様な旅客は新幹線や普通列車LCC等の飛行機を利用すれば良いのですから、安くしなければならないと思う必要はないと思います。


まあ実現できるか否かは、各旅客会社のダイヤ調整や機関車の調達、車両の検査等や車両基地で整備をする為の、スペースもございますので何とも言えませんが、前例が無く既存の枠組みが無くても、鉄道の魅力を多くの人に伝え、生き残りを掛けて欲しいと思います。

写真は東海道本線の撮影地、山崎~島本(撮影当時は高槻)の踏切を通過する、EF200牽引のコンテナ貨物列車。
2008年3月撮影


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