JR東日本唯一の振り子式特急電車で、特殊な振り子機能のメンテナンスや、線路保守の負担増で試作車誕生から来年で25年になりますので、このまま振り子特急で維持しても大して時間も効果も薄い為、廃車解体になる様ですが、ちょっと廃車解体にするには惜しい様な気もします。
確かに振り子機能搭載のE351系は、他の特急電車に比べ検査時のメンテナンスも大変ですが、E351系よりも古い国鉄型の189系が、まだ走っている現状からすると、臨時特急のあずさ号等で活用しても良かったのでは無いかと思います。
基本編成8両で付属編成4両を活かし、基本編成8両編成の臨時特急あずさ号と、付属編成4両の富士急行線乗り入れの特急かわぐち(仮称)を運転させ、大月駅で分割併合しても良かったのでは無いでしょうか。勿論、富士急行線での振り子機能は停止させて、通常の特急列車で運転すれば良いと思います。
JR東日本もJR化後にデビューした特急電車の廃車や解体が、253系・651系で行われておりますが、それよりも古い国鉄型特急電車・近郊型電車・通勤型電車が、現役で運転されている現状からすると不条理と言わざる負えません。
何だか今回の記事を見て酷くガッカリいたしましたが、特殊機能やメンテナンスにコストが掛かる車両は、やはり廃車解体される可能性が強い様です。
撮影日2017年2月19日