火山の噴火で利用者減少も懸念される特急草津号

23日10時10分頃に群馬県吾妻郡草津町草津国際スキー場で、雪崩が発生しその後、草津白根山が噴火したニュースが飛び込んで来ました。

今回の噴火により、1人の方がお亡くなりになり2人の方が重傷、12人の方が重軽傷を負いました。昨日から関東では大雪に見舞われ、雪に慣れて居ない南関東では、車のスリップ事故や衝突事故も多発しました。

丁度4年前の2014年も、関東では大雪に見舞われ、その年の9月27日には、長野の木曽御嶽山で火山の噴火が発生し、多くの犠牲者を出してしまいました。

日本での自然災害の教訓があまり、活かされていない状況に於いて、今後も減る事の無い自然災害に対して、私たちは自らの生命を、守らなければならない時代になりました。

さて今回、群馬の草津白根山噴火によって、草津温泉草津国際スキー場へのアクセス鉄道として、渋川~大前を結ぶ吾妻線は、今回の噴火の影響で、東京の上野と群馬の長野原草津口を結ぶ特急、草津号も利用者減少が懸念される処でございます。

スキー・スノボーのレジャー人口も年々減少しておりますが、その他に長野原草津口草津温泉への入り口として、路線バスでのアクセスルートを担っております。

今後は草津国際スキー場への入場制限や、草津白根山への冬山入山規制も有るので、特急草津号も利用者減になりそうな予感もいたします。


嘗て特急草津号も、185系電車で運転されていた頃は、4往復(うち1往復は吾妻線内を、快速列車として運転されておりました。

その草津号も利用者減により、現在は定期列車2往復と、季節列車1往復に減少し、車両もイメージアップの為651系7両編成に置き換えられました。


準急・急行での運転を経て、特急電車で運転されている草津号も、もし利用者減になったならば、上野発着へ拘らずに、品川・横浜等から発着しても良いのでは無いでしょうか。


何時までも昔の運転区間に拘らずに、よりいっそう利便性が高まる区間での運転を実施すれば、利用者減もカバーできると思います。

もし特急草津号が、品川・横浜等から発着の場合、東海道新幹線からの乗客も容易に乗換ができますし、品川で有れば羽田空港からの京急を利用して、品川で容易に乗換もできる様になります。

今後暫くは、草津白根山の火山活動や雪崩に警戒をして、監視しなればなりませんので 、その状況を含めてJR東日本が消極的に、列車の廃止をしない様にして欲しいと思います。何せ4号車のグリーン車は3列シートでふかふかですし、かなりゆったりしておりますからね。(笑)


草津白根山から吾妻線長野原草津口は、約30km弱の距離ですが、線路に火山灰が降り積もる可能性は、あまり高く無いかと思います。しかし私は地震・火山を予知できませんので、今後の気象庁の発表を踏まえて、状況を知る事になるでしょう。


※写真は与野~北浦和間を運転する、特急草津651系電車。
185系で運転していた時代から比べると、車両面に於いてはグレードアップした特急草津号だが、定期列車の本数は削減されてしまった。

撮影日2017年11月1日



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