駅撮りしか撮影できなかったキハ80系に、今更ながら後悔しております!

こんばんは。週末日曜日如何お過ごしですか。急に肌寒くなりまた天気も不安定な秋の季節は、私にとってはとても苦手な季節です。

さて今夜のブログは以前、当ブログでも取り上げた、キハ80系ディーゼルカーの特急南紀号の写真です。JR発足当時のキハ80系はJR北海道で波動用で普通車のみが残り、JR東海では特急ひだおよび同南紀用に、グリーン車と普通車が残存しておりました。(何れも絵入りのヘッドマークを掲載しておりました。)

何れも1992年に全廃されましたが、キハ80系を乗車できたのは私が、大学1年生の時に北海道へ周遊券を使って旅した時に乗車したのが初めてでした。1987年8月に乗車した臨時特急北斗81号はキハ80系4両編成で、定期特急北斗号や同おおとり号よりも空いており、長時間のキハ80系の乗車を楽しみました。函館本線大沼公園周りのカーブで、缶コーヒーのジョージアを飲んで座席前のテーブルに置いていたら、カーブの際にコーヒーがこぼれて、床一面を汚してしまい、慌てて持参していたティシュペーパーで拭き取ったのを、今でも覚えております。

波動用の臨時特急北斗号のキハ80系には、当然ながら食堂車やグリーン車は無く、また車内販売も無い編成でしたので、物足りなさを感じました。

その後、キハ80系を乗ったのは以前もブログで書き込みしたが、1992年3月に三重の桑名から和歌山の紀伊勝浦で、特急南紀号のグリーン車を、最初で最後に乗車いたしました。乗った時の感想としては洋式トイレの排水が僅かなちょろ水しか出なかったことや、グリーン車のリクライニングの枕付がヘタっていたこと等が、乗車しての感想でした。特急南紀号に乗車した時は、何故だかグリーン車も満席に近く、あまり落着けなかった思い出でした。

僅かながらJR化後にキハ80系には乗れたものの、沿線での撮影は改造されたJR北海道のフラノエクスプレス号のキハ84系とトマムサホロ号のキハ84系のみで、オリジナルのキハ80系を撮影することは残念ながらできませんでした。

この当時撮影したカメラは、オリンパスのコンパクトカメラで、カメラ性能も現在の様に良くないものでしたので、沿線での高速シャッターも向かない代物でした。また一緒に鉄道ファンだった友人が、あまり鉄道写真の撮影に対し、駅撮りで済ませて満足な趣味に、私も賛同してしまった為、自ら疑問に思わずに時ばかりが経ってしまいました。

今更ながら当時の公開も嘆いていても仕方ないですが、タイムスリップできるのであれば、往年の山陽新幹線開業前の山陽本線で最も能力を発揮し、華やかだったキハ80系の特急かもめ号や、山陰本線餘部鉄橋を通過する、特急まつかぜ号等を撮影したかったです。

今ではほとんど駅撮りをしなくなりましたが、やはり今思うことは邪道だったと思います。まあこれは私自身の想いですので、他の人がそれで十分で満足ならば、それは趣味ですので良いと思います。しかし私自身、写真の仕事に携わって来た人生で、駅撮りでの撮影は我ながら能力不足だったと思っております。

写真は紀伊勝浦駅に到着した特急南紀3号。(ネガフィルムで撮影の為、劣化しております。)

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