紀勢本線に113系は現在も残存しておりますが、先頭車が103系電車の低運転台のブタ鼻ヘッドライトのデザインで、擬き103系とでも言うのでしょうか、塗装も何となくスカイブルーの103系電車が、東海道本線・山陽本線の緩行線を走っていた感じにも見られる様な錯覚に陥ります。
さて私は残念ながら113系電車の阪和色カラーには、乗車しないまま終了してしまいましたが、前述の153系・165系の新快速も同様に乗車体験はございません。まあ東京在住で子供の頃に新快速色の急行型電車も置き換えられましたからそれ程、裕福でも無く関西圏内に親戚も皆無でしたので、乗車機会に恵まれなかったのもありますが、113系阪和色はまだ置き換えられないであろうと、油断した時に置き換えられてしまいましたので、私の完全な失態でございます。
撮影場所の紀勢本線、岩代~切目間の太平洋が見える近い場所での撮影でしたが、順光で撮影し前面が影にならなかったのも幸いでした。
和歌山のパンダのヘッドマークも輝いている感じで、臨時列車を運転しているのかと思う様な113系電車でした。ただタイフォンカバーがやや出っ張っている感じが気になりますが、113系電車らしさの写真を撮れて良かったと思います。
阪和線・紀勢本線で運行していた113系電車は、広島に転属して山陽本線や呉線で活躍中とのことですが、広島の末期色カラーで運行するならば、まだ阪和色で山陽本線や呉線で走った方が、良さそうな感じがしないでもないです。
写真は2002年3月撮影。