雪の中を疾走する、秋田新幹線E3系こまち号

師走に入り、北日本では発達した低気圧の影響で、北海道で大荒れの天気で、場所に寄っては大雪警報や大雪注意報が出ております。明後日で留萌本線の留萌~増毛間が廃止されますが、無事に運行して欲しいと思うものの、今日は悪天候の為、残念ながら終日運転見合わせとなりました。
さて写真は秋田新幹線鑓見内羽後長野で撮影した、E3系こまち号でございます。撮影したのは2014年3月14日で、翌日のダイヤ改正E3系こまち号が、運転撤退直前に撮影した写真です。
この区間奥羽山脈の山間と言うこともあり、冬季の豪雪は半端ない量の積雪でした。私もレンタカーを借りて角館駅前のホテルをチェックアウトして、雪道の中をレンターで移動いたしましたので、スリップと撮影地での積雪で運転が不能にならない様に移動いたしました。
さて鑓見内羽後長野のこちらの撮影地は、冬季の間は車両通行止めになり、歩行者もあまりの残雪に難儀する場所で撮影いたしました。勿論、雪は膝下くらいまですっぽり浸かり、足は冷たくなるわ雪は靴に入り込むわで、煩わしい環境の中での撮影でした。
上りこまち号の東京行きを撮影する瞬間は、寒さと手の震えでシャッターも満足に押せない状況でしたが、ケツの部分が切れ、先頭11号車グリーン車の前面の画面左側がギリギリの、少々残念な仕上がりとなってしまいました。
秋田新幹線撮影後は、レンタカーを大仙~横手~由利本荘と走らせ移動いたしました。雪は横手方面までは凄く多い量でしたが、由利本荘辺りは残雪は皆無でした。
鉄道写真を撮影する者にとって、雪の中を走る列車は撮影したいものの、豪雪地帯の残雪は深く残る為、歩き辛くて寒くて、あまり好きではございません。以前も冬季の東北で鉄道写真撮影の為に移動した際に、大雪の残雪で満足に撮影できる撮影地が無く、レンタカーも雪に嵌り地元の方々の牽引パーツで、何度引っ張られ脱出したか分かりません。
豪雪の撮影地では、冬季の鉄道写真撮影を限られた時間で共有しながら、取り組むべきだと思います。しかし豪雪地の冬季の撮影は大変でした。
私も年齢が上がるに連れて、雪の中での鉄道写真撮影からは、離れて行きました。読者の皆さんで冬季の鉄道写真を撮影する場合は、冬季の寒冷地向けのファッションを施して、足を運ぶかと思いますが、冬季用の防寒着を着用しながら撮影するのも、かなり煩わしいと思います。
これから本格的な冬を迎えますが、冬季の鉄道撮影は場所により大きな積雪があり、怪我のリスクもつきものですので、安全対策をしっかりした上で、現地に足を運んで欲しいと思います。



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