東武特急スペーシアきぬがわ号の運転拡大を

2006年3月のダイヤ改正で、JR線に乗り入れ開始した東武特急スペーシアきぬがわ号も10年経ちましたが、運転区間は新宿~鬼怒川間で基本的に運転区間やダイヤも、変わらなない状況で運転されております。

一昨年開業した上野東京ラインも開通し、宇都宮線東北本線)も普通列車や快速列車は東海道本線へ直通し好評を得ている為、東武日光線に乗り入れる、東武特急スペーシアきぬがわ号もそろそろ、1本でも良いので上野東京ラインへ直通運転をして、東京駅で東海道新幹線との接続や、総武快速線京葉線との接続も実施して欲しいと思います。

東海道新幹線で名古屋・大阪から日光へ移動する場合、現状では品川から山手線で新宿乗換えや東京駅で、中央線に乗り換えて新宿で日光・鬼怒川方面の特急で、移動する現状となっております。

また東武特急の発着は基本的に浅草からの発着が多く、乗換の手間も掛かり大変不便です。(北千住からの乗降も可能ですが、やはり乗換の手間は掛かります。)

新宿発着の東武特急スペーシアきぬがわ号も、新宿から東京西部の多摩地区からの利用者を得る為に、JR線への乗り入れも成功しておりますので、ぜひ東海道新幹線沿線からの乗客が、スムーズに乗換え可能な東京駅経由を検討して欲しいと思います。

JR型車両の253系が乗り入れても構わないのですが、253系は現在2編成しか無く検査や他の臨時運用に入った場合に、運用的に制約が多く困難になりやすいことや、東武スペーシア100系は個室付や売店付で乗客のニーズに対応している為、日光・鬼怒川温泉方面に行くには適した車両である為です。

東京駅での発着がホームの関係上ダイヤ面で厳しい場合は、常磐線の特急ひたち・ときわと同様に品川発着でも構わないと思います。まあ欲を言えば横浜・小田原発着があれば、よりいっそう便利になります。

日光・鬼怒川温泉方面の観光客はバブル崩壊以降、減少気味でございます。鉄道も従来の運転区間だけでは旅客獲得は難しい状況です。

25年以上前に製造された東武100系特急電車スペーシアも、あと10年以上は走ると思われますので、日光・鬼怒川温泉方面への新たな需要獲得し、今後も末永く走って欲しいと思います。

東武鉄道も来年夏には、鬼怒川線でC11型蒸気機関車の運行が決定しておりますので、折角JR北海道から貸し渡されたC11と有償譲渡で先日、南栗橋へ来たJR四国からの12系・14系を用いて運行いたしますので、東武100系特急電車スペーシアも、よりいっそう便利なJR線の発着を、目指して欲しいと思います。

写真は宇都宮線鷲宮~栗橋の撮影地を通過する、特急スペーシアきぬがわ号新宿行き。(2011年6月撮影)


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