多摩川を渡る新幹線300系電車

おはようございます。今朝の東京は昨日まで降った雨も上がり、曇り空の切れ間からは青空も覗いております。

先程、web上に保管しておりました当方のパソコンの写真画像を整理しておりましたら、今から25年前に運転開始された、東海道・山陽新幹線で走った300系新幹線の画像が出て来ましたので、今日は300系新幹線の写真を掲載いたします。

1992年3月14日のダイヤ改正で、東京~新大阪を結ぶ「のぞみ」号の車両として誕生いたしました。デビュー当初は東京から新横浜を停車し、名古屋・京都を通過して終点の新大阪まで運行しておりましたが、名古屋通過に批判的な意見も多かった為、後に京都も同様に停車する様になりました。

1993年3月のダイヤ改正からは、東京~博多までの運転となり、一気に距離も延長いたしました。ただ100系新幹線で連結されていたグリーン個室や食堂車・カフェテリアの連結は一切無く、グリーン車が3両になった以外は特に目玉となる点が無かったのは残念でした。

300系の編成は後にデビューした、700系・N700系も同様の編成で製造され、300系の定員1323名と言う乗車人員は今でも守られております。まあ1323名の乗車人員は、1995年1月に発生した阪神淡路大震災で、被害を受けた山陽新幹線で運転見合わせが長期に渡り続き、当時は0系・100系300系と混在し、編成は車内設備の規模や数もマチマチで運用も、制約が多くて利用者の多い東京~大阪間の移動を、柔軟に運用変更ができる様にする狙いが、JR東海の方でも有ったのでしょうね。

300系新幹線もデビュー当初はのぞみ・ひかり号の運転のみでしたが、後にこだま号ににも運転される様になり、700系・N700系新幹線も追随する運用になりました。

私も300系新幹線はグリーン車を中心に利用して来ましたが、のぞみ・ひかり・こだまと全て300系新幹線で利用したのは今でも思い出です。ぷらっとこだま号のグリーン車プランができた時に300系新幹線に乗車した時は、座席も多く有る300系グリーン車で、お隣の乗客も皆無で始発駅から終点まで、1人の時間を贅沢に使えるメリットは大きかったですね。

2012年10月で全廃された新幹線300系は現在、JR東海JR西日本鉄道博物館で先頭車が保管展示され、今でも見る事ができます。

写真は多摩川橋梁を通過する、300系新幹線のぞみ号。(1999年10月撮影分)

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