勝田車両センターの651系の運用拡大を!

こんばんは。爽やかな6月の風が吹いており、読者の皆さんも過ごしやすい季節で、仕事・学業・趣味を楽しんでいるかと思います。

JR東日本の水戸支社(勝田車両センター)へ配置されている651系でございますが、一部の車両は臨時列車で使用されているものの、普段運転されていない車両は常磐線高萩駅構内で留置されております。

勝田車両センターへは33両の651系が配置されているものの、基本編成のK103編成の4号車に連結されていた、サロ651-3が昨年、郡山総合車両センターへ入場の際に、サロ651-3のみ切り離されて羽越本線で運転された、E655系和み運転に伴うお召予備列車として、K105編成のグリーン車と差し替えられて運転されました。

その後K105編成のグリーン車、サロ651-5は所定の編成へ戻ったものの、K103編成のサロ651-3は郡山総合車両センターへ留置されたままとなっております。

サロ651-3の窓ガラス等が防弾仕様も有るのでしょうが、何で所定の編成に戻らないのかも不思議です。お召列車にしてもそう毎日、運転する訳ではございませんし幾らサロ651-3が防弾仕様のグリーン車とは言え、グリーン車連結で営業運転されている651系もございますので、所定の編成に戻して、運転させれば良いのではないでしょうか。

お召列車の予備車とは言え、そう毎年651系を使用するものでは無いですし、水戸支社の臨時列車で運転する際に、基本編成で車両トラブルが発生した場合に、運用に支障を来たす恐れもございますので。

さて33両が配置されている勝田車両センター651系ですが、同車両センターへ配置されているE657系は特急ひたち号。特急ときわ号の運転で使用されており、基本編成10両のみの編成でございます。臨時列車でE657系を使用する場合、一部の路線では10両編成に対応していないホームもございますので、7両編成と4両編成の2種類の651系で有れば、それらの路線でもホーム有効長内に停車する事が可能です。

例えば、以前当ブログで651系特急電車を利用した、臨時特急あいづ号の運転をに関する記事を書き込みましたが、磐越西線の郡山~会津若松~喜多方間はホーム有効長が短く、485系電車時代の特急あいづ号も、9両編成で運転されておりました。ネット上で会津若松駅のホーム有効長を調べてみましたら、最大で8両編成の対応となっております。つまり現在運転されている、豪華寝台特急四季島も2両分ははみ出して、停車している状況です。ただ四季島の場合、会津若松駅で全ての扉を開けず、一部のドアを開けて乗客の出入に対応しておりますので、特に問題はございません。

しかし前述のE657系がもし、臨時列車として磐越西線で運転される場合、四季島と同様にホーム有効長をオーバーしての停車となります。ドアカットで対応する方法もございますが、国土交通省から鉄道会社へ、新たなドアカットは認められない状況ですので、JR東日本磐越西線の電化区間のみ、10両編成対応可能な様にホーム改良工事を行うか、それとも編成の短い651系を使用するかの選択肢になります。

E657系10両編成で有れば混雑時も対応できますが、グリーン車は4列シートになり満席ですとやや窮屈な気分になります。また651系で運転される場合はグリーン車も3列シートでゆったりしているので、快適な移動を楽しむ事ができます。

あとは両毛線水戸線を直通運転する臨時列車を運転する場合、やはり両毛線水戸線も10両編成に対応したホームは僅かしかございませんので、小回りの利く651系は相応しい運用かと思います。ゴールデンウィークに運転される、快速足利大藤祭り号は正に651系の運用が、ぴったり合っておりますので。

今後、水戸支社もJR東日本の他支社へ乗り入れの列車を多く設定して欲しいと思います。


写真は常磐線の撮影地、北小金南柏間を走る、651系特急スーパーひたち号の上野行き。
(2011年8月撮影分)


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