どうなる!651系OM303編成の運命は如何に?

大宮車両センター配置の651系付属4両編成(OM303)編成が昨日、EF81-139号機に牽引され、郡山総合車両センターへ回送されました。

同車は2015年3月のダイヤ改正で、特急スワローあかぎ号が11両編成から7両編成へ減車され、余剰となっていた編成でOM302編成と共に、大宮車両センターで2年以上留置されておりました。

今回、郡山総合車両センターへ回送された同車に対し、一部の鉄道ブログでは廃車解体になるのか、或いは検査を受けて再び交直流特急電車として、運転されるのか等の記事が掲載されたりいたしました。

OM300代編成は3編成が651系1000番台に改造され、大宮車両センターへ配置されましたが、その内のOM301編成はジョイフルトレインの快速、伊豆クレイルに改造され現在は、国府津車両センターへ配置されております。

651系1000番台の付属4両も、快速伊豆クレイル以外に活用方法は有ると思ったのですが、今まで生かせなかったのは残念な事ですね。

当鉄道ブログでも何度か書き込みいたしましたが、651系のOM302編成とOM303編成を用いて、大宮から千葉の房総へ行く臨時列車や、川越線八高線経由で行く臨時列車等で、有効活用できる面も有ったと思います。

前述の千葉方面の臨時では、幕張車両センターのE257系500番台が活躍しておりますが、E257系500番台で有れば、中央東線の低トンネルへの運転も可能ですので、そちら方面の臨時列車を中心に運用させ、代わりに中高東線には車体断面の関係から運転できない651系を、千葉の房総方面の臨時列車で、走らせれば良かったのではないでしょうか。

ただ651系も運転台が非貫通型ですので、臨時列車で4+4の8両編成で運転する場合、車掌が最低2名必要になる点がデメリットかと思います。E257系500番台はその分、貫通型ですので車掌1名でも何とかなりそうですね。あと車両の号車が、8号車~11号車の表記を一部、変更しなければなりませんね。

デメリットも有る651系ですが付属4両編成で、運転できるメリットもございますので、JR東日本の電化路線(一部を除く)で有れば、小回りも利いて運転しやすいのではないかと思います。

まあ房総地区を月に連休の場合も含め、数回程度の臨時で運転するならばそれ程、塩害に対して深刻な被害になる可能性も低いですからね。勿論、塩害対策の改造は不可欠だと思いますが。

今後651系OM303編成が、廃車解体を免れて再びJRの本線で、運転される事を望みたいと思いますが、製造から既に28年近くが経っておりますので、今後どの様な処遇を受けるのか、気になる処でもございます。

郡山総合車両センターへ回送された処を見ると、廃車解体かそれとも交直流特急電車へ復元する為の改造か、気になる鉄道車両の話題になりそうです。

写真は東十条~王子間の撮影地、ヒガジュウを通過する、651系の回送列車7両編成。

撮影日2017年7月9日撮影




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