オジリナル基本編成が消滅した651系電車

おはようございます。即位の礼の祝日火曜日、如何お過ごしでしょうか。

東京は台風20号から変わった温帯低気圧の影響で、昨晩からの雨が、降り続いております。

さてJR東日本勝田車両センターに配置されておりました、651系K103編成が今年8月、郡山総合車両センター廃車回送され、9月中旬から解体されました。

最後に残った先頭車も解体され、これによりオリジナルの交直流電車の、651系の基本編成(グリーン車を連結した7両編成)は、消滅いたしました。

残るオリジナル車は、651系の付属編成2編成のみとなりました。

JR東日本の交直流特急型電車は、直流特急型電車に比べ両数や形式も少なく、4形式しかございません。

このうち皇室・イベント用のE655系は1編成しか無く、一般利用者が気軽に利用できない車両ですので、それを除くと、651系E653系E657系の3形式になります。

更にE657系は基本編成10両編成のみで、ホーム有効長の短い、水戸線等での営業運転は、ドアカットしないと水戸線内の駅には、停車できません。

ホーム有効長が短いホームで、営業運転が可能な車両となると、651系E653系のみとなり、今回651系のオリジナル基本編成の廃車により、残りはE653系の7両編成のみとなりました。(付属編成は何れも各形式共に、4両編成はございますので、こちらでの波動用での運転は可能です。)

因みに651系の1000番台は、直流専用に改造された為、交流区間で運転する場合は、再改造が必要になります。

グリーン車付きの基本編成で、波動用として運転する場合、ホーム有効長が満たせば、E657系でも良いですが、磐越西線等のホーム有効長が短い路線で、首都圏から波動用列車を運転する場合、今後はE653系のみになる為、団体・臨時列車で運転する場合は、制約を受けそうです。

まあ苦肉の策としては、651系の付属編成4両2本を、8両編成にして運転する方法が良いかと思いますが、運転台の通り抜けができないので、車掌の人員数が増す事になり、非効率的かと思います。

後はE653系の付属も4両4編成がございますが、こちらは特急しらゆき号で、運転されている為、捻出は難しいかと思います。

E653系1編成が再度、新潟車両センターから勝田車両センターに、転属いたしましたが、もし仮に特急いなほ号の利用者が増えたら、また転属させるのでしょうかね。

直流・交流を跨いで、首都圏から東北方面の、団体・臨時列車を、交直流特急型電車で運転する場合、運行スケジュールの影響や制約で、要望に答えられなくなったかなと思います。

この辺りは、まだ直流特急型電車の方が、形式数も多く容易に、波動用の運転ができそうですね。

※写真は蕨~西川口を走る、651系電車で運転中の特急草津号。
651系1000番台7両編成での運転だが、1000番台をそのまま交流電化区間で、運転する事はできない。

撮影日2019年10月21日


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