JRの在来線交直流電車は座席だけの設備しか無い

おはようございます。火曜日の朝、如何お過ごしでしょうか。

今朝の東京は秋晴れの天気ですが、肌寒い朝を迎えました。

さてJRの在来線特急電車で、交直流電車の車内設備を見ると、グリーン車と普通車の座席だけと言う、タイプの車両が多いなあと思いました。

直流専用・交流専用の在来線特急電車の中には、パノラマグリーン車や普通車、グリーン個室、食堂車(来春デビューのE261系)やビュッフェ車(嘗て787系にございました)と言う、移動を楽しむ為の設備がございます。

しかし交直流電車には、その様な設備を連結した車両がございません。

ただ例外的に、ジョイフルトレインに改造された、651系の快速伊豆クレイル号や、皇室・要人用でジョイフルトレインでも運転されている、E655系なごみには個室がございますが、これらの列車を利用する場合は、ツアーでの申し込みが必要で、毎日運転されておりません。また485系ジョイフルトレインも、気軽に乗車できません。

一般旅客が在来線の、交直流電車を利用できる形式は、JR東日本651系E653系E657系の3形式で、JR西日本は681系・683系の2形式です。

確かにE653系グリーン車に改造された、先頭車にはミニラウンジも有り、681系には嘗てプチカフェテリアも備えられておりました。(現在は車内販売準備室に改造され、プチカフェテリアは廃止されました。)

交直流型特急電車は国鉄時代に、485系583系が運転されていた頃は、グリーン車2両と食堂車1両を連結し、9両編成から13両編成で、運転されておりました。

JRになりJR型の交直流電車は、前述のJR東日本JR西日本の配置になり、グリーン車と普通車の座席のみが基本の、電車ばかりとなり何故か、パノラマタイプの車両やグリーン個室は、新製されておりませんでした。

今後、将来はJR在来線の交直流電車も、デビューするかと思いますが、それが何時になるのかは、定かではございません。

豪華寝台特急列車の「四季島」の様な列車では、電車区間は、直流・交流区間でも運転できますし、非電化区間でも運転可能です。反面、「四季島」も一般旅客が気軽に乗車できる、車両ではございませんので、JR側も一般旅客が車内の移動で、退屈せずに寛ぎながら移動できる、交直流型特急電車を、デビューさせて欲しいと思います。

あと寝台列車に関しても、電車では直流型特急電車の、285系サンライズ出雲・瀬戸のみになり、583系が全廃された現在、一般旅客が交直流電車の夜行列車で、移動する事はできなくなりました。

来春、常磐線東日本大震災の影響で、運転見合せだった区間が、全線で運転再開となります。

それに伴って東京から仙台を、常磐線周りで特急列車を通し運転させる計画ですが、車両はE657系の増備で対応させる為、車両はグリーン車と普通車の座席のみです。

グリーン車651系で運転されていた頃は、3列掛けで楽でしたが、E657系グリーン車も車端部を除き4列シートです。

まあ通し利用者も少ないかと思いますが、4時間以上走る列車になるので、車両でゆっくり寛ぎながら移動できるグリーン個室や、ビュッフェ等が有ると退屈せずに、移動も楽しめそうですが、残念ながらその様な望みは、幻になりそうです。

※写真は常磐線の松戸~金町を走る、E657系電車の特急ひたち号。

撮影日2019年10月16日


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