基本編成は1000番台のみとなった651系電車

勝田車両センターに配置されていた、651系K103編成が先日、郡山総合車両センター廃車回送され現在、同センターで解体が進められております。

今回651系K103編成の廃車により、651系オリジナル基本編成編成は、消滅いたしました。

残りの基本編成は、大宮総合車両センターに配置されている、1000番台のみとなり、直流専用の特急車両のみとなりました。

付属編成の方はまだ、勝田車両センターに配置され、常磐線普通列車で運転されておりますが、最盛期の特急運用を見た者としては、一抹の寂しさを感じます。

只でさえJR東日本の交直流特急電車で、首都圏の波動用で運転できる車両は、直流特急電車に比べ少ないだけに、今回の廃車は残念に思います。

確かに製造から30年過ぎて、常磐線の特急電車で高速運転して来ましたので、老朽化は避けられないかと思います。

しかしながら首都圏の波動用で、茨城県の水戸発着の臨時列車を運転させる場合、可能な車両は651系の付属編成と、E653系E657系のみとなります。(E655系は特殊車両の為、頻繁に波動用での運転は不可。)

前述の交直流電車でまず、E657系水戸線での営業運転は、ホーム有効長が短い為、常磐線内からの波動用に限定されます。

残りは651系付属編成とE653系ですが、数が少ない為、運用スケジュールやダイヤで、制約が伴いながらも、水戸線での営業運転はできそうですね。

ただ波動用運転のニーズが高い時期に、検査が入ると運転できないデメリットが、有り得るのは否めないですね。

651系基本編成もオリジナル車2本の廃車により、茨城県内の常磐線水戸線からの波動用は、団体客のニーズに沿えない事が多くなり、サービス低下は免れないかと思います。

まあ沢山の車両を配置に、全く運転ニーズが無ければ、JR東日本もメンテナンス費用が掛かりますから、素人の私から見ると、悩ましい問題かと思います。

※写真は蕨~西川口を走る、651系1000番台で運転中の、特急草津2号上野行き。

撮影日2019年9月2日



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