大宮駅へ侵入する山形新幹線400系+東北新幹線E4系

おはようございます。今朝の東京は曇り空の天気で、今にも雨が降り出しそうな天気です。

掲載写真は、今から13年間の春に大宮駅で撮影した、400系新幹線のつばさ号E4系新幹線Maxやまびこ号の写真です。先週土曜日は東北新幹線の大宮~盛岡間開業35周年で、上野~仙台間を久しぶりにE4系Maxの団体列車が走りましたね。他の方の鉄道ブログでも掲載されていた内容でしたので、読者の皆さんも記憶に残っていらっしゃるかと思います。

さて来月1日で山形新幹線奥羽本線)の、福島~山形間が開業してから25周年を迎えます。ミニ新幹線の先駆けと言われた山形新幹線の新在直通新幹線は、既成の奥羽本線を1067mmの狭軌から、1435mmの標準軌に改軌して開業した新幹線です。

建設コストが安くなった反面、従来の在来線との直通ができなくなった事や、奥羽山脈に沿って走る奥羽本線板谷峠では、冬季の豪雪で運転見合わせになる等の、輸送障害も発生しフル規格の新幹線に比べれば、見劣りしてしまう点は否めません。

車両も通常の新幹線車両に比べれば小ぶりな車両になり、新幹線車両の共通化もできず新たに、専用のミニ新幹線車両を製造しなければならない点も、デメリットの要因かと思います。その為、山形新幹線以外のミニ新幹線建設は、1997年3月に開業した秋田新幹線田沢湖線奥羽本線)の採用のみで終わり、その後に開通した北陸新幹線(当時は長野新幹線)・九州新幹線東北新幹線(盛岡~新青森)・北海道新幹線は、全てフル規格での開業となりました。

ミニ新幹線山形新幹線秋田新幹線は、東京から乗り換え無しで移動できる点はメリットが大きいですが、前述の通り改軌した路線は、在来線の施設を流用しておりますので、車両は小ぶりの新幹線車両になり、新たな製造コストやメンテナンスコストが掛かる事や、在来線規格で奥羽山脈の豪雪地帯では、積雪規制により運転見合わせになる事が、デメリットになる点だと思います。

しかしながら大きな死傷事故も無く、安全に輸送し今日のミニ新幹線として、役割を果たして来た功績は大木と思います。

来月1日には開業25周年を迎える山形新幹線で、イベント団体列車としてとれいゆつばさ号が、新庄→東京間で運転されます。なおこちらの列車は団体列車で、新庄から東京のみの運転の為、東京から山形への団体列車の設定はございません。

まあ折角、東京・大宮から出発できる商品も用意して、都会で働く会社員が足湯に浸かりながら、足のコリをほぐして山形新幹線の開業25周年記念列車で、米沢牛の弁当を食べながら、移動できる企画が有っても良かったのではないかと思うのは、私だけでしょうか。

開業25周年ですので、来月は3連休や夏休みの東京へE3系とれいゆつばさ号が、勢力的に乗り入れて欲しいものです。

撮影日2004年3月撮影 山形新幹線の車両は現在全ての車両が、E3系で運転されている。400系新幹線での運行は2010年に終了した。また後方のE4系も現在も現在は、東北新幹線での運行から撤退し現在は上越新幹線で運行されている。上越新幹線でのE4系の運行は2020年で終える予定である。

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