キハ183系ディーゼルカーで運転された特急ゆふいんの森号

こんにちは。今日から3連休に入りましたが、皆さんは如何お過ごしですか。

JR九州では先日の福岡朝倉、大分日田で発生した、九州北部の集中豪雨で、久大本線日田彦山線が被災し現在一部区間で、運転を見合わせております。

また今日から大分由布院方面の、温泉観光輸送として特急ゆふいんの森号2往復が、キハ71系キハ72系を使用して、博多から小倉・日豊本線経由で運転されております。

久大本線特急ゆふいんの森号は、博多・小倉から別府・大分・由布院への輸送に力を入れておりますが、豊肥本線の特急あそぼーい号に使用されているキハ183駅は、運転区間が別府・大分~阿蘇間での運転の為、博多・小倉からの運転が無いのは残念です。

まあJR九州の、ジョイフルトレイン的なディーゼルカーの両数が少なく、ダイヤ設定の面でも厳しいのは理解できますが、久大本線豊肥本線の、運行格差を垣間見た感じがいたします。

ただ豊肥本線は、臨時定期特急列車の特急九州横断特急が、キハ185系で2往復運転されており、久大本線特急ゆふは運休しておりますので、その分バランス良くダイヤを設定しているのかなと思います。

さて豊肥本線で運転されているキハ183系は、前述の通り特急あそぼーい号で運転されておりますが、今から25年前の1992年から1999年まで、ダークグリーンの塗装のキハ183系が約7年間運転されておりました。

デビュー当初のキハ183系1000番台は、特急オランダ村特急として運転され、小倉~佐世保間を運転しておりました。この当時は485系の特急有明号と協調運転され、小倉~鳥栖間を併結して運転されておりました。

その後、特急オランダ村特急号は特急ハウステンボス号に統合され廃止いたしましたが、指定券が中々取れない久大本線特急ゆふいんの森号の増発として、塗装も変更され特急ゆふいんの森号で運転されました。

1999年にはキハ72系の登場により、再び古巣の長崎方面の特急シーボルト号として、長崎~佐世保間を運転いたしましたが、利用率が悪く短期間で廃止されました。

そして2004年に再び久大本線を経由する特急ゆふDX号として、2度目の運転となりましたが、特急ゆふいんの森号運転時代と異なるのは、パノラマシートの設置で、座席定員が変更された点だと思います。

ただこちらも2010年1月の運転を以て、久大本線での運転は終了し、豊肥本線の特急あそぼーい号へ使用される様になりました。

特急あそぼーい号も、昨年4月に発生した、熊本地震の影響で肥後大津阿蘇間が被災し、現在も運転を見合わせている状況ですので、本来運転されるべき区間の、熊本~宮地間は長期に渡り運休中でございます。

キハ183系特急あそぼーい号も、チャイルドシートの設置やパノラマで前面展望を楽しめますので、JR九州キハ183系を一時的に大分車両センターへ配置し、運転できる様に管理されております。

九州を横断する久大本線豊肥本線も、自然災害で大きな被害を受けましたが、沿線は観光地も有りこの夏休み期間中の運転して欲しいと言う、旅客の要望も有って今回、運転区間を変更の上、運行開始されたと思います。

まあたまにはキハ183系の特急あそぼーい号型車両が久大本線を走り由布院へ行き、キハ71系キハ72系も何れか、豊肥本線阿蘇へトレード運行して欲しいなと思っております。

曜日別運行で、キハ71系キハ72系キハ183系を、特急ゆふいんの森号・特急あそぼーい号で分けて運転すれば、面白そうですね。ただ運用上、編成や設備も異なりますので、ちょっと難しいかな。(キハ71系キハ183系は1号車~4号車までで、キハ72系は1号車~5号車まで有ります。)


写真は特急ゆふいんの森号の、キハ183系の車内販売で購入した絵葉書3種類です。現在こちらの絵葉書は、特急ゆふいんの森号で発売されておりません。(1994年に購入した絵葉書です。)
新緑バックや夏の由布岳バックは、キハ183系ダークグリーンとマッチしております。


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