広島地区から撤退した115系3000番台

おはようございます。今朝の東京は快晴の青空が広がり、爽やかな朝を迎えました。

今年3月26日のダイヤ改正で広島地区・岡山地区での運用を終了した115系3000番台は現在、山口県内の山陽本線(岩国~下関)にて運行されております。

115系3000番台は1982年に、広島地区で当時運行されていた153系急行型電車が老朽化に伴う置き換えの為、同年11月15日のダイヤ改正から運行開始されました。車両構造は117系の新快速電車(当時)と同様に、2扉転換クロスの車両で、デビュー当初は広島地区の快速電車を中心に運行されておりました。

1984年2月のダイヤ改正では、広島地区のフリークエントサービスで従来の、長大編成から短編成の短時間待ちで気軽に乗れるシィティー電車としても活躍し、広島支社の主として活躍して来ました。

その後1987年4月に国鉄からJR西日本に継承され、一部の編成は関西地区での新快速電車運用に次世代電車の221系・223系の登場した為、余剰になった117系の中間車を115系3500番台として、同車の先頭車と混結して運用されました。

デビューから33年経った2015年、広島支社に次世代電車227系がデビューし、2扉の115系3000番台は広島地区のラッシュアワーの運用では遅延を引き起こしていた為、同車で運行していた山陽本線呉線可部線からの運用は、227系に置き換えられ今年の3月26日の運行を以て終了しました。

115系3000番台も経年と余剰により、現在は廃車されておりますが山口地区の山陽本線で、117系と共に現在も活躍されておりますので、この夏に青春18きっぷで旅をされる方はぜひ乗車されてみては如何でしょうか。

※ 写真は山陽本線 本郷~河内を走る、115系3000番台 2002年5月撮影 (現在同車は、柑橘系の単色に塗り替えられております。ファンの間では末期色と言われております。)
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