唯一の定期夜行列車サンライズ出雲号・サンライズ瀬戸号

JRグループで現在、定期夜行列車が運行されている、寝台特急サンライズ出雲号・同瀬戸号(以下、サンライズ出雲サンライズ瀬戸。)は東京と島根の出雲市と、四国香川の高松を、1日1往復運行されております。

サンライズ出雲サンライズ瀬戸がデビューしたのは今から18年前の、1998年7月より運行開始されました。寝台電車583系交直流電車が既に運行されておりましたが、サンライズ出雲号・サンライズ瀬戸号に使用される、285系特急型直流寝台電車は、個室を主体に構成されており、A寝台個室のシングルデラックス、サンライズシングル、ソロの1人用個室と、シングルツイン(1人利用主体だが、2人でも利用可。)とツインの2人用個室、指定席として発売されるのびのび座席の種類がございます。また小さなラウンジスペースとシャワールームもあり、583系に無かった新しい寝台電車のコンセプトで運行されております。

東京~岡山はサンライズ出雲サンライズ瀬戸号は併結列車として運行され、岡山でそれぞれ分割併合して、サインライズ出雲は伯備線山陰本線を走ります。またサンライズ瀬戸号は瀬戸大橋線を経由し、高松迄運行されております。
なおサンライズ瀬戸号はこの夏休みの時期等に、琴平延長運転や松山への延長運転が行われる場合もございます。

ダブルデッカー車体の寝台電車と言うこともあり、1999年に鉄道友の会主催の「第42回ブルーリボン賞」を受賞した285系ですが、現在7両5編成の合計35両がJR西日本後藤総合車両所と、JR東海大垣車両区に配属されております。大垣車両区配属車(3000番台)は普段は前述の後藤総合車両所へ常駐されております。

2014年からリニューアルされ、和式トイレから洋式トイレへの改造やシングルデラックス個室内の椅子変更等が行われ、快適性が向上した285系ですが、この夏休みを利用して乗車体験と撮影をしてみては如何でしょうか。

写真は東海道本線 鶴見~川崎間を走る、東京行き寝台特急サンライズ出雲号・瀬戸号。(2006年3月撮影)

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