JR九州振り子式特急電車883系

JR九州883系交流型振り子式特急電車(以下883系)は現在、博多~大分を結ぶ特急「ソニック」号で運転されております。全車、大分鉄道事業部大分車両センターへ56両が毎日、前述の区間を往復しております。

車両が登場したのは1994年からですが、運用開始されたのは1995年4月20日からでした。車両のデザインは水戸岡鋭治さんが手掛けました。また883系はワンダーランドエクスプレスのコンセプトで、車内のデザインも他のJR九州の車両と異なり、独特のデザインで仕上げられているのが特徴です。


大分自動車道延伸に伴う、高速バスへの対抗策として、JR九州のみならず日本の鉄道としては初めての、交流型振り子式電車として話題を呼びました。

883系JR東日本で運行されている、特急スーパーあずさ号のE351系と同様に、ワイヤーでパンタグラフを支持させる方式が、採用されました。

883系の登場により、博多~大分間は約20分のスピードアップを、実現させました。

これらの総合的な判断から1996年に鉄道友の会から、第39回ブルーリボン賞を受賞しております。なおsonicとは英語で、「音速の」と言う意味です。

現在883系はリニューアル化と、塗装変更で青主体の塗装に変更され、今日も日豊本線を中心に、博多~大分を往復しております。

写真は日豊本線 杵築~大神間にて撮影。(2008年12月)

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