特急ソニック号でハードな運用をこなす883系振り子式交流電車

福岡県の博多と大分県の大分を、鹿児島本線日豊本線経由で運転中の、特急ソニック号は1997年3月のダイヤ改正で従来の、特急ソニックにちりん号から改称されて、間もなく20年を迎えます。

現在、特急ソニック号に使用させる車両は、大分車両センターの883系と福岡車両区の885系が使用されております。883系は前述の大分車両センターへ全車56両が配置され、885系は福岡車両区へ全車66両が配置されております。なお福岡車両区の885系は、特急かもめ号と共通運用でございます。

さて福岡~大分を結ぶ特急ソニック号は、振り子式の交流型特急電車で、ステンレス製の車体ですが2008年に増備された6両は、885系に準じたアルミ製の車体で新製されました。

883系の予備車は1編成しか無く、前述の通り振り子式車体で故障になった時は、予備編成使用するか885系を臨時運用に入れ対応しております。

もし特急ソニック号のダイヤ確保と、運休を回避する方法としては、885系の予備運用に余裕を持たせて置く事が、883系が不具合に見まわれた時でも対応する事ができます。885系883系と同様に振り子式の交流型特急電車ですので、883系と同等の速度設定で走る事は可能です。

まあ理想としては、以前ブログで書き込みいたしましたが、特急かもめ号の博多~長崎間の運用に783系を復帰させて、885系の特急かもめ号の運用を差し替えて、特急ソニック号の運転確保へ対応すれば良いと思います。
783系の特急かもめ号の速度だと、787系で現在運転されている、特急かもめ号の運用にも対応できますし、有明海を眺めながら前面展望を楽しむ事ができます。

883系もこれから次の検査では側面の方向幕を、フルカラーLEDへ改造される可能性も、否定できませんので、入場時に883系で運転されていた特急ソニック号をカバーできるのは、予備車に余裕が有る885系だと思います。

来月のダイヤ改正JR九州の、特急列車に関する車両の運用が、未だ憶測でございますので何とも言えませんが、長崎本線肥前山口諫早よりも条件の良い、小倉~大分間の日豊本線の方で振り子を使用し、単線区間の少ない日豊本線に優先させた方が良いと思います。

JR九州が来月のダイヤ改正で、特急電車の運用が決まるのか、見守りたいと思います。

写真は日豊本線 大神~杵築間にて。(2008年12月撮影)



イメージ 1