1999年12月4日のダイヤ改正で、運行開始された東京メトロ千代田線（以下 千代田線）乗り入れ用電車として、常磐線の緩行線と直通する、JR東日本の209系1000番台電車が、誕生してから17年が経ちました。
209系1000番台は前述のダイヤ改正で、千代田線の増発用として新たに製造された電車ですが、運転区間は現在も、常磐線の取手～千代田線の代々木上原までの運転となっております。なお小田急線乗り入れのはE233系2000番台が改造工事を得て対応している為、209系1000番台は小田急線乗り入れ対応の、改造工事はされておりません。
数年前に3号車・6号車・9号車のパンタグラフが、菱形パンタグラフからシングルアームパンタグラフに、交換されたのでメンテナンスコストも軽減されたのではないかと思われます。まあシングルアームパンタグラフに交換された位ですので今後、更新工事を行う場合には中央東線の狭小トンネルに、入線することも可能だと思いますので、過去に試運転で中央東線に乗り入れた、東京メトロ東西線（以下 東西線）乗り入れ対応で中央・総武緩行線用の、E231系800番台の様に自力回送もする様になるのではないでしょうか。
209系1000番台はJR東日本の、松戸車両センターへ配属され、マト81・マト82編成として運行されております。今のところ特に置き換えも無いので、このまま数年は現状維持かと思われますが、前述の東西線乗り入れ用のE231系800番台が10両編成7本の合計70両の為、今年秋に千葉まで試運転で運行されたE231系800番台が、来年の春のダイヤ改正で乗り入れ開始するとなれば予備車確保の為、千代田線～常磐緩行線で持て余し気味の209系1000番台が、JR東日本の三鷹車両センターへ、転属するのではないかと思います。ただこれはあくまでも予想なので、実際はどうなるのか定かではありませんので、実現しなかったからと言って責任は負いかねますので悪しからず。
ただ鉄道ブログやSNSで、E231系800番台は千葉駅に乗り入れたシーンの写真が、数多くアップされておりましたので、もしかしたら将来的にJRの車両限定で津田沼・幕張・千葉へ、E231系800番台が乗り入れるかも知れません。その際に現状の車両数では不足気味になりそうなので、209系1000番台2本が松戸車両センターから、三鷹車両センターへ転属しE231系800番台と、共通運用で使用されるのではないかと思います。
まあ過去に国鉄時代ですが、千代田線に乗り入れた103系1000番台が東西線用として、転属改造されて運転したしましたからそれ程、大きな違いの無い209系1000番台が、東西線用として東京大井の東京総合車両センターや、長野総合車両センター或いは、総合車両製作所で改造工事を受け、前面・側面の帯もグリーンからブルー調のテープに、張り替えられて運転するのではないでしょうか。
東西線も開業当初は3両→7両になりましたが、東京都心からのベットタウンでもある、千葉の西船橋・浦安、東京の葛西・東陽町等に住宅地も多く建設され、利用者も増えて今は全て10両編成で運転されておりますが、ラッシュ時間帯は乗り切れない位に混雑しておりますので、209系1000番台が東西線乗り入れ対応する為の、改造工事を受けて東西線増発用に用いるのであれば、千代田線～常磐線の直通運転以上に、その能力を発揮するのではないでしょうか。
ただ東西線は快速運転も行っておりますので、快速電車で運転する場合も考慮した改造も必要になりそうですね。まあJR東日本と東京メトロの取り決めで、どうなるのか分かりませんが、千代田線には小田急線からの直通電車が、常磐線にも乗り入れる様になりましたので、限定運用になってしまう209系1000番台を現状維持のまま運行するのは、地震・台風・強風・雪等の自然災害や人身事故、保安システムのトラブル・車両故障によるダイヤ乱れが発生した場合、柔軟な運転ができなくなりますので、209系1000番台も千代田線乗り入れから東西線乗り入れ用に転属し、キャリアアップを計った方が良いのではないでしょうか。
まあ車内のアコモは多分、現状維持のままだと思われますので、保安設備や速度面の改造工事を中心に、東西線仕様にして運行すれば良いと思います。
鉄道ファンもマト81・マト82が、長野総合車両センターへ回送するシーンを撮影する為に、中央東線や篠ノ井線の撮影地は撮り鉄でかなり混雑しそうですね。常磐緩行線・千代田線の希少性電車の、209系1000番台の東西線転属を今日は少し、妄想を交えてブログに書き込みいたしました。
