土日祝日に運転されている、臨時特急電車の新宿さざなみ号には、255系で運転される機会も多かったので、休日にお目に掛かれる事は日常茶飯事でしたが、平日に運転される内房線の255系は、本当に久しぶりだと思います。
東京湾アクアラインの開業で、高速バスが便利になり運賃も安くて本数も多いのでは、君津から先は単線になる特急さざなみ号もダイヤ・運賃・料金面で太刀打ちできない状態に陥りました。更に君津以南の内房地区・南房総では過疎化や少子高齢化で、人口減少が著しいのも利用者減に拍車を掛けております。
今後、特急さざなみ号を蘇らせる為には、従来の東京や新宿発着では無く、高速バスが参入しにくい発着駅からの運転や、列車に乗る事が楽しい旅になる車両の開発が、必要不可欠かと思います。
例えば発着では現在の京葉線経由の一部を、総武快速線経由にして東京・品川・渋谷・新宿・池袋・浦和と停車し、大宮発着にする方法や、外房線の特急わかしお号との一部併結で運転するのも案かと思います。ただ山手貨物線も、湘南新宿ラインや埼京線の電車も走り、更に上中里からは隅田川貨物ターミナル発着の、貨物列車も走っておりますので、ダイヤ設定では難しい面も有るかなと思います。まあ大宮発着ならば武蔵野線経由の方が早いですが、集客を考えますと人口の多い都会を経由した方が、乗客も多く見込めるかなと思います。
列車に乗る事が楽しい旅の移動になる車両としては昨年、小田原~伊豆急下田で運転開始された、快速伊豆クレイルの様な車内設備に改造した、リゾート列車を運転する事も良いかと思います。車両は以前当ブログでも書き込みした、大宮車両センター配置の651系4両編成を改造し、内房クレイル・外房クレイルで運転すれば、付属4両の651系の運転は小回りが利いて、ホームの短い君津以南の運用にも対応できるかと思います。まあ内房線・外房線も10両編成位は、停車可能な駅が君津以南や上総一ノ宮以南もございますので、短い編成の電車では問題無いと思います。
あくまでも私自身の提案をブログに書き込みましたので、採算面や乗務員確保の問題、車両の改造や運転スケジュールダイヤの調整等の課題が多くございますが、何もせずにただ減便して不便なダイヤにすれば、今後も高速バスは力を付けて来ますので、更なる減便と沿線の過疎化・少子高齢化を、加速させるだけだと思います。
JR東日本千葉支社の今後の運行ダイヤに、注目して行きたいと思います。
写真は平日のみ運転復帰になった、特急さざなみ4号に使用されている、255系特急電車のイメージです。