常磐線いわき~仙台間に果たして特急列車の復活は有るのか?

おはようございます。昨日は東日本大震災発生から6年経ち、被災地では追悼セレモニーが行われました。

福島原発爆破事故や、震災による津波被害の影響で常磐線もいわき~岩沼間は、途中区間で現在も運転見合わせの状況が続いておりますが、今年10月頃には竜田~富岡間で、運転再開の情報も出ておりますので、少しづつ復旧はしている様です。その際には昨年と同様に、JR東日本仙台支社を中心とした、ダイヤ改正も実施されるのではないかと思います。

さて常磐線の特急列車は、品川・上野~水戸・勝田・高萩・いわきを結ぶ特急、ひたち号・ときわ号がE657系10両編成で運転されておりますが、いわき~仙台間の特急列車は上野~仙台間を分離して、新たに新設された特急列車が、E653系で走る予定でした。しかし6年前に発生した東日本大震災の影響で、常磐線のいわき~岩沼間は壊滅的な被害を受け、長期の運転見合わせに追い込まれました。

その後651系で運転されておりました、特急スーパーひたち号・特急フレッシュひたち号と、E653系で運転されておりました特急フレッシュひたち号は、E657系に置き換えられ前述の、特急ひたち・特急ときわ号に改称されてしまいました。

車両も651系は特急草津号・特急あかぎ号に転用され、E653系特急いなほ号・特急しらゆき号に転用されました。もし常磐線のいわき~岩沼間の運転再開が、2020年開通予定よりも前倒しで開通したならば、いわき~仙台間へ特急列車を運転するのでしょうかね。

東日本大震災の被災地では、人口減少や過疎化・高齢化が急速に進んでおりますし、常磐線のいわき~岩沼間も昔から人口が多い地域では無かったから、全通したとしても果たして利用者が増えるのか疑問に思います。
ただもし特急列車を運転させる場合、車両はE653系新潟車両センターから、付属の4両編成4本16両を、勝田車両センターへ転属させるのですかね。

交流区間のみのいわき~岩沼間に、交直流特急電車で交流60Hz区間も走れる同車を、充当するのはやや勿体ない感じもいたしますね。

まあ妥当な処では、やはりE751系仙台車両センターへ転属させて、常磐線いわき~仙台の特急に充当するか、又は勝田車両センター651系4両を充当すれば、良いのではないでしょうか。最も651系もいわき~岩沼間が全通した時には、車両の耐用年数や経年の関係で、充当されるか疑問ですが。

E751系常磐線いわき~仙台の特急に充当した場合、秋田~青森を結ぶ特急つがるに使用する車両を、どうすれば良いのかも課題になりますね。まあJR相互間でトレード転属できるのであれば、785系か789系を貰う方法もございますね。多分実行しないと思いますが。

いわき~仙台間の新設特急も、東日本大震災の影響で沿線人口減少や過疎化・高齢化で果たして、運転するのか疑問ですが、もし運転される場合が有ったとしても僅か2往復位の運転に、留まりそうな感じもいたします。
先日youtubeを観ていたら、常磐線の運転再開区間で浜吉田~山下間の前面展望映像が、掲載されておりましたので新規に線路を移し替えた区間を観たら、高架化されて線路も綺麗になりました。また山下駅も高架化されておりましがた、ホームの有効長は旧山下駅よりも短くなっておりました。

山下駅は汽車時代のホームで有効長も、12両編成分のホームが有りましたが新駅では4両分の有効長しか無かったのです。これはやはり将来、人口減少で過疎化が見込まれる為、その様な対応で間に合うと思い新規の駅が造られたのではないかと思います。

やや寂しい被災地の復興映像を、垣間見た感じでした。何だか特急の運転よりもE721系を充当した、快速列車での運転になりそうな予感もいたしますね。まあ今後JR東日本がどの様な判断を下すのかを、見守りたいと思います。

写真は常磐線南柏北小金間を走る、特急スーパーひたち号651系電車。(2011年8月撮影)

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