JR九州のキハ125形ディーゼルカーのジョイフルトレインを


1993年に25両が製造された、JR九州のキハ125形ディーゼルカーは、老朽化した国鉄ディーゼルカーの置き換え用として誕生いたしました。現在キハ125は、唐津線日田彦山線久大本線豊肥本線で活躍しております。

同車は製造当初、トイレの設置はございませんでしたが、2003年にバリアフリー対応のトイレ付に改造され、全車トイレ付になって運転されております。

その他に第三セクター高千穂鉄道から譲渡を受け改造された、キハ125形400番台が2両ございますが、こちらは宮崎~南郷を結ぶ、日南線の特急海幸山幸号に使用されております。

さてオリジナルのキハ125は、全面イエロー塗装が特徴ですが、この季節は菜の花とのコラボが、良く似合う車両だと思います。製造から来年で四半世紀ですがJR九州もリニューアルを含めて、一部の車両を観光用のジョイフルトレイン風に改造してみては如何でしょうか。

全車イエロー塗装は生かしつつ、車内をボックスシート・ロングスシートから、乗客が楽しめる客室へ改造し観光車両として、快速列車として運用しても良いと思います。

例えば唐津線の菜の花もこの時期、キハ125形とコラボで撮影される方もいらっしゃいますが、キハ125形のイエローカラーを生かしジョイフルトレインとして、リニューアル車両を運転し菜の花を楽しめる旅にすれば、多くの利用者に喜ばれると思います。

始発駅はできれば博多からの方が良いですが、ダイヤ上の設定に難も有りそうですので、博多~佐賀間は特急で移動して頂き、佐賀から快速列車として運転すれば良いと思います。

列車名は快速「唐津菜の花トレイン」号(仮称)で運転し、キハ125形から眺める咲き乱れた菜の花を、楽しめるような車両に仕上げれば良いと思います。車内のデザインはJR九州で数々の車両デザインを手掛けた、水戸岡鋭二さんのデザインでも良いと思います。

ローカル線の活性化対策はアイディアによって、利用者も増加させることはできますので、地味な路線でも地元自治体と協力し、沿線沿いの名所を作ることで利用者を、呼び込む事ができると思います。

前述の佐賀からの快速「唐津菜の花トレイン」号の運転で、博多~佐賀間の特急利用で行く旅と、博多~唐津福岡市営地下鉄+筑肥線経由で移動する旅を、上手くコラボして片道一周移動も、企画しても良いのではないでしょうか。ただ福岡市営地下鉄経由になると、運賃の面で難航も予想されますが、少子高齢化で地方の鉄道利用者削減を、少しでも食い止めて行くには、この方法も良いと思います。

日田彦山線も福岡・大分の沿線自治体で、休耕田の畑に菜の花を植え、小倉からジョイフルトレインのキハ125形を運転し、大分の由布院へ行く快速列車を設定すれば、利用者も日田彦山線経由を楽しめると思います。

キハ200系の指宿枕崎線で運転されたイエロー塗装よりも、キハ125形の塗装が菜の花に近い塗装ですので、ミニディーゼルカーの小回りの良さを生かして、利用者減で悩む路線の活性化に力を入れて欲しいと思います。
写真の久大本線由布院~南由布にも、菜の花畑が誕生すれば、由布岳と共に久大本線の撮影名所として、より多くの撮り鉄が集まりそうですね。

特急ゆふいんの森、特急ゆふ、豪華寝台列車ななつ星、その他に普通列車用のキハ200系、キハ125形等の写真を撮るのも楽しくなりそうです。

写真は由布岳をバックに、イエロー塗装のキハ125形が走る久大本線普通列車。(2009年11月撮影)


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