安中貨物を撮影いたしました!

おはようございます。先週の連休からの休みぼけから回復されてない状態で、会社や学校へ今日も通勤・通学で移動された方々も、多いと思います。昨日に比べてマシになったとは言え、そう簡単にゴールデンウィークの長期休暇で休んでいた体を、回復させるのは容易では無いですからね。

さて今日最初のブログは、先週撮影したEH500牽引の、安中貨物の画像を掲載いたします。こちらの貨物列車は東邦亜鉛の輸送貨物列車で、福島県いわき市小名浜群馬県安中市東邦亜鉛の精錬所を結ぶ貨物列車として、ほぼ毎日1往復運転されております。(通称、安中貨物と言います。以下、安中貨物で明記いたします。)

鉄道ブログでも東邦亜鉛の貨物列車を、有名撮影地で撮影した写真をアップして、ブログで紹介されておりますので、読者の皆さんもご存じかと思われます。

ただ貨物列車は旅客列車と異なり、専用の貨物時刻表やネットで隈なく調べなければ、中々一般の方は理解しにくいと思いますので、私なりに分かる内容を書き込んで行きたいと思います。まあ一般の人が乗車して移動できる列車では無く、鉱石輸送の列車ですから鉄道ファンやマニア以外は、知らない人が多いですからね。

安中貨物は福島の泉から常磐線武蔵野線高崎線信越本線を経由し、群馬の安中まで運転されております。機関車の牽引機は前述の区間を、仙台総合鉄道部配置のEH500電気機関車が牽引しております。

下りの安中行きは、11時41分に泉を発車し安中に17時07分に到着いたします。列車番号は5097レとして運転されます。次に上りの安中発は20時04分に発車し、泉には翌日の6時32分に到着いたします。こちらの列車番号は5098レとして運転されております。なおこちらの貨物列車は鉱石を積載した貨車の返却回送です。

安中貨物を沿線で撮影する場合、下り5097レで有れば、常磐線武蔵野線高崎線で撮影できます。また夏場で有れば信越本線でも撮影する事は可能です。

上り5098レは夜間に安中を出発いたしますので、撮影できるとすれば夏場の常磐線沿線で撮影が可能です。

安中貨物は旧国鉄時代から運転されておりますが、その頃は水戸線両毛線を経由して運転されておりました。今は水戸線両毛線甲種輸送以外は、貨物列車は走っておりませんので、友部や高崎で方向転換が必要で、更に機関車の付け替えも必要になりますので、両線で撮影できるメリットは有るものの、運転効率からすれば不経済な経路だと思います。水戸線両毛線も基本全線単線ですし、小山駅でも東北本線宇都宮線の)上下線を跨いで運行いたしますので、安中貨物通過時は運転できませんからね。

上記の不経済な運転経路が災いしたのか、機関車のスルー運転でコスト削減の為、今度は常磐線三河島まで走り、三河島から東北本線の貨物線に抜けるルートでの運転に経路を変更され、EF81型電気機関車が安中まで運転される様になりました。この経路で運転すれば、全線複線で運転可能ですしダイヤが乱れた場合でも、単線区間を走る水戸線両毛線とは異なり、遅延も抑える事ができますからね。

ただ三河島~王子へ抜ける短絡線ルートも、湘南新宿ラインの増発等で走るのが難しくなり、千葉の北小金南流山の短絡線と、西浦和北浦和へ抜ける短絡線ルートに変更され現在に至っております。

運転経路で二転三転した安中貨物ですが、東邦亜鉛の貨物輸送が続く限り現在、EH500が牽引する安中貨物は大きな変化も無く現状維持で、運転されるものと思われます。

撮影に関しては下り列車はほぼ全線で、順光で撮影できますので太陽光線の高くなる、これからの時期は撮影地で安中貨物を撮影できますので、有名撮影地のみならず新規のオリジナル撮影地で、安中貨物を撮影してみては如何でしょうか。

安中貨物以外に寝台特急四季島や、常磐線高崎線を走る特急・快速・普通列車と抱き合わせで撮影すれば、沢山の写真を撮影できると思いますので、撮影スキルを向上させたい方にもお薦めです。

写真は高崎線の北本~鴻巣間を通過するEH500牽引の安中貨物。(撮影日2017年5月4日)


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