懐かしのEF510が牽引する安中貨物

以前も当鉄道ブログで書き込みいたしましたが、2010年から2013年3月のダイヤ改正まで、福島県いわき市の泉と、群馬県安中市の安中を結ぶ通称「安中貨物」は、JR東日本の田端運転所配置の、EF510交直流機関車で運転されておりました。

EF510牽引の安中貨物は、全区間通しで運転されて来ましたが、経路は常磐線東北貨物線高崎線経由でした。

EF510の500番台牽引の為、寝台特急北斗星カラーや同カシオペアカラーで牽引し、運転日毎に機関車の外板塗装が変更される日もございました。

EF510牽引の安中貨物が終了したのは、2013年3月のダイヤ改正時でしたが、JR東日本の田端運転所がJR貨物の、貨物列車牽引も廃止してしまった為、以後は自社所有のEH500牽引と、武蔵野線経由に変更され現在に至っております。

写真は常磐線の撮影地、千葉県の松戸市に有る北小金南柏間で撮影した、EF510牽引の安中貨物でございますが、上手く撮影タイミングが合わないと、常磐緩行線を走る東京メトロ千代田線の6000系電車(現在は16000系が多いです。)と被っての撮影になってしまいます。

この撮影地で安中貨物を撮影するならば、望遠レンズ持参や望遠ズームで撮影した方が、被りのリスクを低減できると思います。北小金の駅から近い撮影地と言う長所はございますが、複々線の為に被る確率も高いので、この夏休みに撮影される方は、常磐線の藤代以北、武蔵野線高崎線信越本線で撮影された方が、良いかと思います。

安中貨物はほぼ毎日運転されている為、休日運休等で貨物が走らない日や、機関車のみの回送(単回)はございませんが、遅延が発生する場合もございますので、撮影の際は注意が必要です。

まあ荷主の荷物を目的地へ運ぶのが主ですので、旅客列車の様にガチの時間で絶対に定刻到着よりも、積み残しのミスが無く、安全に目的地までトラブル無く輸送して欲しいと思いますので、貨物列車の場合には市販の時刻表に時刻が掲載されていても、その時間通りに毎日運転するとは限りませんからね。

また貨車によっては積載荷物により、速度制限を受けている貨車もございますので、旅客優先のダイヤではどうしても貨物列車の方が、大幅に遅延する場合も多いのです。

ただ例え遅延しても目安の通過時刻を参照にして、撮影地で撮影準備しながら他の列車を撮影し、本命の貨物列車を撮影すれば、ベストではないでしょうか。

この夏、貨物列車を撮影される方々は、熱中症の他に貨物列車のダイヤにも気を付けてくださいね。


写真は2011年8月撮影 (EF510牽引安中貨物を後方から、千代田線6000系電車が追いかける。)



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