武蔵野線を走る8072レ貨物列車

武蔵野線に関するブログは、当鉄道ブログでも掲載しておりますが、205系・209系の武蔵野線普通列車の他に、多くの貨物列車も運転されております。

写真の貨物列車は、郡山貨物ターミナルを11時52分に出発し、東北本線武蔵野線を経由し川崎貨物ターミナルへ16時37分に到着する、石油輸送の貨物列車です。

牽引機関車は全区間EH500型交直流機関車が、タンク貨物のタキを牽引いたします。日中に走行いたしますので、東北本線武蔵野線の撮影地で、8072レ貨物列車を撮影された読者の方々も、いらっしゃるかと思います。

ただこちらの貨物列車は臨時貨物列車の様ですので、石油輸送が無い場合は運休になる場合も有る様です。

郡山貨物ターミナルから川崎貨物ターミナルへの、タキ貨物返却回送列車の8072レですが、石油を積載した列車は、8073レとして運転されております。

8073レの運転時刻は、川崎貨物ターミナルを21時57分に出発し、郡山貨物ターミナルには翌日の7時55分に到着いたします。こちらは石油満載で郡山貨物ターミナルへ向かいますので、下り貨物と上り貨物では石油の重さで、速度も変わって来るのではないかと思います。

8072レ貨物列車の方は、タキ返却空車ですので速度も割と早く、途中の操車場での停車も少ないですが、下りの石油積載貨物の8073レは、新鶴見・大宮操車場等での停車も長い為、重たい石油貨物の輸送では、ダイヤの面で苦労も有るかと思います。

JR東日本とのJR貨物で、ダイヤの調整を不可欠ですし私有タンク車も、そう数多く運転できませんからね。運行費用も石油会社からJR貨物へ多額の費用も支払っておりますし、引火の可能性も有る石油貨物ですから、安全面においてもコンテナ貨物より慎重になりますからね。

貨物列車に関しては、一般の旅客を乗せて輸送しない面もございますので、何処を走っているのか、コンテナに何が入っているのかに関しては、鉄道ファンや貨物列車の専門ファン或いは、JR貨物関連の会社や企業等に勤務している人でないと馴染が薄いと思います。

ただ昔の様にそれ程、複雑なダイヤで無くなったのは、赤字に転落した国鉄時代にダイヤ改正の度に、貨物列車の運行廃止や縮小で、少なくなって来た事も一因ですし、ネットが普及し誰でも気軽に運転ダイヤを調べられる様になったのも、大きいと思います。

今後、JR貨物少子高齢化やAI化で、貨物列車の取り巻く環境は、旅客列車よりも厳しくなると思いますが、次世代のJR貨物機関車も数多く誕生し、貨物列車を牽引しておりますので、安全運行と大量輸送を生かして末永く、走って欲しいと思います。

あとJR貨物の機関車で両数に余裕が有れば、旅客会社へ貸出したり運転委託をして、カシオペアやななつ星等の牽引しても良いと思います。その場合ヘッドマークを付けられる様に、台座の設置改造も必要になりますね。

写真は武蔵野線の撮影地、西浦和北朝霞間を走る8072レ貨物列車。(撮影日2017年6月23日)



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