主な概要を確認いたしましたが、特急北斗号のキハ183系の運用撤退や、特急スーパーあずさ号のE353系に全て統一と、特急あさぎり号の愛称名を特急ふじさん号への改称等の話題が、メインになるダイヤ改正かと思います。
その他にはJR貨物でE210型電気機関車・DD200型ディーゼル機関車・HD300型ディーゼル機関車の増備で、JR貨物の勢いを感じさせる、ダイヤ改正となりそうです。その一方で地味ながらに活躍した、快速エアポート成田号が愛称廃止で只の変哲の無い快速に改称される事等、疑問に思う様な内容のダイヤ改正も、実施される要素となっております。
E351系12両よりもE257系11両編成の方が、定員も多くなりますので普通車の中央ライナーの利用者にとっては、定員も増える分座れる確率も高くなりますが、グリーン車になるとE351系の50名からE257系の24名に減少する為、グリーン車で中央ライナーを利用していた乗客にとっては、指定券の予約も熾烈な争奪戦になりそうです。
僅かの金額で特急のグリーン車に乗れる為、朝晩の通勤時には中央ライナーのグリーン車も、利用者が多くいらっしゃいます。それが定員減になると言うと、ベットタウンの多摩地区から副都心・都心へ通勤するブルジョアコミューターは、今回のダイヤ改正で失望するのでは無いでしょうか。
確かにE257系に比べE351系の方がやや製造年も古いですが、それでもグリーン車に乗れば普通車に比べて行ゆったりしておりますので、職場での人間関係や不景気で苦戦しているサラリーマンにとっては、また通勤時のストレスが与えられそうな、試練のダイヤ改正になりそうです。
E257系のグリーン車も定員が少ない方ですので、半室グリーン車は辞めて全室グリーン車で、ゆったりした座席にして欲しい処ですが、改造される見込みもございません。E353系のグリーン車も半室グリーン車の点は、残念に思っておりますので、鉄道利用者を増やし快適に移動できる様に、改善して欲しいと思っております。
※写真は中野~高円寺間を走るE257系特急かいじ号。松本車両センターのE257系は162両が配置され、特急あずさ号・特急かいじ号の他に、中央ライナーや松本~長野を結ぶ、快速・普通列車として運転されております。
撮影日2017年12月10日