九州・関西・関東で活躍して来たDE10-1189号機ディーゼル機関車

今朝の直流電気機関車EF64-1010号機に続きまして、午後の鉄道ブログではDE10-1189号機の写真を、掲載いたします。

DE10ディーゼル機関車に関する写真とブログは、何度か当鉄道ブログでも取り上げましたが、今回はJR貨物のDE10-1189号機を取り上げます。

DE10-1189号機は1973年に、日本車両製造豊川工場で製造され、熊本機関区へ配置されました。その後は宮崎機関区・鹿児島機関区に配置され、九州地区のローカル線の旅客列車は貨物列車の牽引および、入れ替え用として活躍して来ました。

1984年2月のダイヤ改正で、国鉄の合理化により貨車のヤード方式や貨物列車の廃止で、一時期は鹿児島機関区で第一種休車指定を受けましたが、同年の5月に住み慣れた九州を離れ、大阪関西地区の竜華機関区に配置されました。

翌年の1985年3月に吹田機関区に配置され、1987年4月の国鉄分割民営化により、JR貨物の機関車として引き続き、吹田機関区に配置されました。

JR貨物の吹田機関区配置の頃は、大阪や神戸の貨物ターミナルで、コンテナ貨車の入れ替えや川崎重工・近畿車両等で製造された車両の甲種の牽引にも活躍し、関西の鉄道ファンも撮影で、馴染が有ったのでは無いかと思います。

吹田機関区で約20年近く活躍して来たDE10-1189ですが、2005年10月に関東地区への転属に伴い、全般検査と更新工事の施工の為、関西を離れ貨物列車に次位無動で牽引されて行きました。

2005年10月27日に埼玉のJR貨物大宮工場へ入場し、全般検査とATS-PF型機器の取り付け、更に外板塗装の変更で赤更新機に生まれ変わりました。

全般検査と更新工事の改造後、2006年4月に神奈川の新鶴見機関区川崎派出所に配置され、関東地区の貨物ターミナルでの入れ替えや、石油貨物の運用で現在も運転されております。

その他には一昨年10月にEF200-901号機を、茨城に有る製造元の日立製作所水戸工場で保管の為、何と新鶴見信号所から日立まで甲種輸送を担いました。

この様にDE10-1189号機は九州・関西・関東と転属し、45年に渡って貨物列車の入れ替え用等に活躍して来ましたが、今後はJR貨物の次世代ディーゼル機関車DD200の登場により、あと数年で引退する可能性も高いと思われます。

それまで広域転属して全般検査と更新工事で生き残った、DE10-1189号機を沿線で見掛けたらぜひ、カメラに収めておきたいたですね。

※写真は雪景色の中央線の八王子~豊田間の通称、ハチトタのカーブを通過するDE10-1189号機ディーゼル機関車
関東でも入れ替えや甲種輸送牽引に活躍しているが、イレギュラーでJR東日本の客車を牽引し、イベント列車で運転すれば面白そうだ。

撮影日2018年1月25日


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