石勝線夕張支線の廃止に想う

おはようございます。今日から4月になりましたね。

新年度スタートの月曜日ですが、各企業では入社式も、行われるかと思います。

また今日は新元号が政府から発表されますが、私自身は元号を使う事はほとんど無く、当鉄道ブログの撮影日も、西暦で表記しております。

今後も撮影日を、元号で明記する事は無いので、元号は単なる通過点として、特急列車の様に停車する事無く、通過して行くと思います。

前置きが長くなりまして、失礼いたしました。

さて昨日は、石勝線夕張支線の新夕張~夕張間が廃止され、127年の歴史に幕を閉じました。

そこでふと思ったのは、石勝線を建設の際に何故、夕張から先の延伸で、計画しなかったのかなと言う、疑問が今でも残っております。

石勝線は夕張線の一部を、活用して建設されましたが、新夕張~夕張は夕張支線として残りました。

もし夕張から先も、石勝線として延伸し建設されていたならば、今回の様な廃線は無く、一部駅の廃止だけで、済んだのかも知れませんね。

石勝線で新得まで建設する際に、夕張を経由するルートで建設したら、特急スーパーおおぞら号の一部と、特急スーパーとかち号が夕張に、停車していた可能性がございますね。

夕張から先の石勝線延伸ができなかったのは、夕張市の地元からの反対が有ったからなのか、或いは夕張岳の下にトンネルを掘るルートだと、建設コストの高騰、夕張岳の地盤が悪い為、やむを得ず夕張ルートを、外してしまったのか、はたまた冬季の豪雪で、雪崩のリスクと除雪コストでルートから外したのが、理由何でしょうかね。

私自身は夕張地区の地質や、夕張岳の地盤等が分からないので、素人的なブログの書き込みになりますが、もし夕張から先を石勝線として延伸し、新得より遠回りになっても、富良野まで延伸していれば、新千歳空港から南千歳で乗り換えて、夕張のレースイリゾートや富良野に足を運ぶのも、容易だったと思います。

富良野旭川空港からの方が近いですが、旭川空港の飛行機の便も、新千歳空港に比べると、少ないのはデメリットですが。

その他に夕張から石勝線を延伸して建設された場合、札幌~帯広・釧路の所要時間と距離も、今より伸びる可能性も有りますが、鉄道の地域を生かすネットワークルートとしては、廃線による地域のダメージを、軽減できましたからね。

夕張も嘗て炭鉱で栄えましたが、エネルギー政策の転換で衰退し、スキーリゾートに転換したものの、バブルの崩壊やスキー人口の減少で、夕張のレースイリゾートのスキー場も、元気が無かったのは残念でした。

最も3月下旬に初めて、夕張に足を運びましたので、シーズン終わりなのも、一因だったのかと思います。

今日から夕張も代行路線バスに転換いたしましたが、鉄道で移動する場合は、新夕張からの乗り換えとなります。

また札幌からの高速バスゆうばり号や新札幌からの夕鉄バスは、今月以降も運転されておりますので、夕張に足を運ぶ方々は、どちらかを選んで移動してみては、如何でしょうか。

蛇足ながら、札幌と夕張のレースイリゾートを結ぶ高速バスには、トイレの設置やコンセント、Wi-Fiの装備は無く、従来の4列シートのバスですので、ご利用の際は予め、ご了承願います。

※写真は根室本線を走る、キハ261系ディーゼルカーの特急スーパーとかち号。
もし夕張から先も、石勝線として延伸されていたならば、特急スーパーとかち号は全て夕張に停車し、札幌・南千歳および帯広からの利便性が、便利になっていたかも知れない。

撮影日2009年9月27日 御影~芽室にて


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