1996年に製造された、JR北海道のキハ201系ディーゼルカーは、3両編成4本の合計12両が製造され、全車が苗穂運転所配置で、函館本線の蘭越~江別で運転されております。
主な運用は前述の函館本線の普通列車や区間快速の、いしかりライナーでの運用で、731系電車との連結も、行われております。
JR北海道の高性能な一般型のディーゼルカーですが、コストの関係で量産される事無く、12両の少数派になってしまったのは、残念な気持ちもいたします。
JR北海道ではキハ201系のリニューアル工事を、2018年~2021年に掛けて、実施する予定ですが、先日の北海道胆振東部地震の影響で、順延になる可能性も、否めない状況かと思います。
機器類のリニューアル以外に、車内のリニューアル工事を行うとすれば、和式トイレをバリアフリー型の、洋式トイレへの改造や、方向幕のフルカラーLED表示機への改造でしょうか。
あと欲を言えば、ロングスシートとクロスシートの両方で運行可能な、L/Cカーへの改造が行われれば、イベント列車の運転で便利になりますね。
例えば来年3月に廃止予定の、夕張線の直通列車を、札幌~夕張で運転できますからね。
まあ夕張線にキハ201系は、今まで試運転も実施されませんでしたので、今更ながら可能性はかなり低いですし、新夕張~夕張までの、ホーム有効長の問題も有りますから、実現の可能性は低いかと思います。
ただ過去に、キハ201系も新千歳空港までは、臨時列車で運転されておりますので、石勝線の南千歳~新夕張も、特急列車や貨物列車も運転されておりますので、その辺りは問題無いかと思います。
これからリニューアル工事が行われる、キハ201系がどの様に生まれ変わるのか、注目したい処ですね。
※写真は学園都市線(札沼線)で運転されていた頃の、キハ201系ディーゼルカー。
学園都市線の札幌医療大学までの電化により、キハ201系は2012年10月のダイヤ改正で、同線の運行から撤退した。
撮影日2012年10月26日撮影