JR北海道キハ40の後継車両を予測してみる

おはようございます。今朝の東京は先程まで雨が降っておりましたが、現在は雨も止み曇り空でございます。

140両が配置されているJR北海道のキハ40ですが、製造から40年~35年の車両で老朽化が激しく、厳寒の北海道での活躍で、かなり車体の痛みも激しいと思います。

JR北海道ではキハ183系特急型ディーゼルカーと共に、全廃の計画を立てて新型車両へ置き換えを進めておりますが、キハ40に関してもJR東日本の共同開発で置き換え車両の製造計画を立てており今秋、試作車が落成する予定でございます。

冬季の豪雪と強風、寒さの厳しい北海道ですので、車体はメンテナンスコスト低減する為、ステンレス製で製造されるのではないでしょうか。

JR北海道には国鉄末期に、キハ54も29両(うち1両は事故廃車)され、道東地区を中心にキハ40と共に活躍しております。またJR北海道が発足してからキハ130・キハ150・キハ160・キハ201が製造され、50系客車を改造したキハ141も誕生いたしました。

JR北海道発足後に製造されたディーゼルカーでは、キハ130とキハ160は既に全廃されましたが、キハ150キハ201は現役で活躍しております。またキハ141も一部車両が廃車されたものの、室蘭本線等で活躍しております。

新型ディーゼルカーもキハ40の置き換え用とは言え、そう大量に製造されるとは思えません。何故ならば前述の既存のディーゼルカーも当面、営業運転を行うことや少子高齢化・過疎化に伴い、昨年12月4日に廃線になった留萌本線の留萌~増毛間の様に、不採算路線の廃止も今後は進行すると思われます。(今年度は夕張線の一部区間廃線になります。)

キハ40よりも少ない両数で、メンテナンスコストを低減したステンレス車体で、馬力もキハ40に比べると高馬力になる電気式ディーゼルカーは、単行でワンマン運転も対応し、幹線区間でも電車の運行に支障の無いダイヤで走れるタイプの車両になると思います。

JR北海道キハ150系は、JR東日本のキハ110系の酷寒地向けの車両ですから、現在JR東日本で活躍中のキハ120系(新潟支社で活躍中のディーゼルカー)の様なステンレス車体で、片引き大型扉で電気式の単行ディーゼルカーで運転されるのではないでしょうか。

以上はあくまでも私の予想ですので、どの様な車両タイプになるのかは定かではございませんが、北海道の冬季の豪雪とJR北海道の経営状況を考慮すると、この様な車両になるのではないかと思います。

今後のJR北海道の発表を待つ次第です。

写真は残雪の石北本線の西女満別駅付近を走る、キハ40単行列車の網走行き。(撮影日2006年4月16日)

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