意外にも3ドアのディーゼルカーの配置が無いJR西日本

西日本豪雨発生から今日で1週間になりました。

今回の豪雨で200人前後の方がお亡くなりになり、大雨による自然災害の被害が大きかった事を、改めて知らされました。

今回の大雨でJR西日本等で、被害を受けた路線は現在も運転見合わせが続いており、貨物列車も山陽本線を中心に、物流の動脈が途切れてしまい、大きな打撃を受けております。

JR西日本の路線で、岡山・広島地区の非電化区間では主に、旧国鉄型のキハ40・キハ47で主に運転されており、閑散時間帯や乗客の少ない区間では、JR型のキハ120で運行されております。

その他のJR型ディーゼルカーは、JR西日本にはキハ126系(キハ121を含む)と、キハ127系(キハ122を含む)が、山陰本線・境港線や姫新線で運行されております。

これらJR西日本のJR型ディーゼルカーを見て思ったのは、何れの車両も片側の乗降扉が2ドア車のみで、3ドア車のディーゼルカーが1両も配置されていないのは、JR西日本にしては意外な感じだと思いました。

確かに非電化区間は電化区間に比べ、乗車人員も少ない傾向ですが、JR西日本よりも乗車人員の少ない非電化区間地方交通線には、3ドア車で運転されているディーゼルカーも多いので、他社のJR型ディーゼルカーの一般車両が3ドア車で製造されているのに、2ドア車のまま現在も運転されている状況からすると、ラッシュ時間帯の乗降時に於ける、遅延は無いのかなと不思議に思う事がございます。

普段、東京に在住している私は、JR西日本の非電化区間の路線で、地方都市でも比較的大きな岡山・広島に於いて、津山線吉備線芸備線等は何れも県庁所在地を発着しており、地方とは言えラッシュ時間帯は混雑していると思います。

それらの線区でキハ47の両開き2ドア車を主に運用に充当し、ラッシュ時間帯に遅延も無くスムーズなのかなと思ったので、それ程の混雑は無いのかなとブログを作成しながら、考えてしまいました。

ただJR西日本もキハ40・キハ47が、体質改善の延命工事を行ったとは言え、製造から約40年近く経ち重量も思いキハ40・キハ47で今後も、運転を継続して行くとは思えないので、その時に新型のディーゼルカーは、片側3ドア車で製造するのかなと思っております。

岡山・広島地区よりも人口の少ない、他のJR旅客会社で3ドアのディーゼルカーが運転されておりますから、唯一2ドアのディーゼルカーしか配置されていないJR西日本も、3ドアのステンレス車体で増備される日も、近いのかなと思いながら、現在も運転見合わせ中の鉄道路線が、復旧工事が早く進んで運転再開される事を、願いたいと思います。

※写真は山陰本線江の川橋梁を走る、キハ126系ディーゼルカー
山陰本線のキハ126系は山陰本線を中心に東は浜坂まで運転し、西は益田まで運転されている。その他には境港線の全区間でも運転されている。

撮影日2018年3月29日 江津~浅利にて

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