名古屋と大阪を結ぶ関西本線は、名古屋~亀山がJR東海が経営し、亀山~JR難波はJR西日本が経営しております。
関西本線の亀山~加茂間の61kmは、現在も非電化区間で取り残され、キハ120形ディーゼルカーが単行又は2両編成で、運転されております。
亀山~加茂間の沿線は、特に大きな都市も無く、三重 京都 奈良の県境を通過する為、本数も少なく取り残された、名ばかりのローカル線と言った感じです。
関西本線の亀山~加茂間は、亀山鉄道部のキハ120形が、0番台8両と300番台6両の合計14両で、運転されておりますが、キハ120形がデビューしてから、20年以上が経過した為、最近は長期使用を見越して、トイレ付に改造されたり、車内もリニューアルされる様になりました。
まあ理想としては、亀山~加茂間は電化して、大阪方面の快速列車の直通運転や、京都から草津線を経由し、柘植から関西本線に乗り入れて、亀山まで運転されるのが理想です。
しかし1府2県を跨ぐ、関西本線の亀山~加茂間を電化するには、現在の状況ですとかなり、厳しいかと思われます。
走行線区の非電化区間は、沿線人口の少なさや過疎化、少子高齢化による利用者の減少や、マイカー化により本数少なく、ミニディーゼルカーのキハ120形で、単行でも事足りる状況の区間ですので、電化の可能性は低いと思われます。
並走する近鉄特急は、都市間輸送や観光輸送のニーズ、複線化されておりますので、関西本線の非電化区間の様な、寂れた印象はございません。
今から10年前までは、JR東海のキハ75系の急行かすが号が、運転されておりましたが、利用者減少?で廃止されました。
本来ならば関西本線も、全線直通運転して欲しいと思いますが、もし優等列車が復活するとしたら、JR東海はキハ85系を使用し、JR西日本はキハ189系を使用した、特急かすが号(仮称)または、特急大和号(仮称)で運転して欲しいですね。
もし運転されるならば、関~加太間の加太越えのシーンを撮影しょうと、沿線撮りの撮り鉄が、往年のSLの貨物用機関車D51の重連シーンの様な、フィーバーになりそうですね。
少子高齢化で地方の鉄道は年々、厳しさを増しておりますが、従来の大量輸送の発想から、乗って楽しむ鉄道にシフトする、時代に来ているのだと思います。
そうしなければ、JR西日本もキハ87系ディーゼルカーの、トワイライトエクスプレス瑞風は誕生しなかったですし、JR東日本の四季島やJR九州のななつ星も、誕生していなかったと、思いますからね。
今後の関西本線の非電化区間に、注目したいと思います。
写真は関西本線の、大河原~笠置間を走る、キハ120形ディーゼルカー加茂行き。
2006年2月撮影